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前回に引き続き、ISBの特徴(所感)を記載します。今回は授業以外について。 ○キャンパス内パーティ ISBのキャンパスは、ハイデラバードでもかなり都心から離れているので近くのショッピングモールに行くのもオートリクシャー(タイのトゥクトゥクみたいなもの)で片道20分以上かかる。また、近くにバーやお酒を飲める場所はほとんど無く、あっても12時前にはしまってしまう(ムスリムの町なので)。 じゃあローカルのクラスメートは全員酒を飲まないかというと、全然そんなことはなく、そこは巨大国家インド、ベジタリアンもいれば、豚肉でも牛肉でもなんでも食べる奴もいるし、酒を飲む奴、飲まない奴と多種多様である。ISBはインド国内ではぴかいちのビジネススクールなので、インド全土からのエリート達が集まっており、中には海外生活が長くすっかり欧米化している生徒もいれば、ターバンを巻いている生徒もいるし、女性でも普通に肩を出し、短いスカートを履いている人もいるのである。 では、酒をこよなく愛するパーティアニマル達はどうしているのかというと、アルコール類を外部調達(電話一本で配達してくれる)し、キャンパス内の誰かの部屋で集まって(もしくはその一角がパーティ会場となって)パーティを開いたり、オフィシャルなイベントを企画し(多分スクール公認なんだと思う)、屋外のダンスパーティ広場(そんなのもある)に出店や出張バーを呼んでパーティを開催するなどのケースがある。560人いるので大体毎日誰かの誕生日があり、ほぼ毎日、キャンパス内のどこかで何かしらのパーティが開催されている。週末ともなればそれこそ四方八方から音楽や笑い声が聞こえてくるのである。 ○ヒングリッシュ これはやっぱり苦しみます。教授のレクチャーはともかくクラスメートの授業中のコメントが非常に聞き取りにくい。彼らはほぼネイティブなのでしゃべるのも早いし、インド人アクセント(ヒングリッシュね)が強い人も多い。前にも書いたけど後列に座らされているのもマイナス。まぁこれはもう慣れるしかないですね。ということで授業中はすごい集中してないとすぐ迷子になる。教授も理解度の確認などはせずどんどん前に進んでいきます。1回あたりの授業時間が短いからってのもあるのだろうけど。HKUSTは良くも悪くもノンネイティブが多かったので、教授達も学生達の理解度合いを確認しながら進めてくれたり、グループワークでも後半は英語で苦労することはほとんどなくなっていが、ここは全員がネイティブ(ヒングリッシュ)なのと、ローカルじゃなきゃわからないコンテキストも授業中に結構頻繁に出てくるのでそれなりに苦しみます。あと、小生はいまだ高速英語の聞き取りが苦手の様子。最近はしゃべるほうがストレスが少ない。ローカルが多いアメリカのBスクールに留学している人達はこんな感じなんでだろうか。USTの香港人や中国人の英語が懐かしい。。。 ○体臭 インド人は体臭がきついとよくいわれますがISBではまったくといって良いほど感じません。皆非常に気を使っているし、良いもん食ってるからかな。 ○就職活動 最近始まったばかりなのだが、さすがインドNo.1のビジネススクールだけあって、超有名どころが毎週わんさか会社説明会やインタビューにやってくる。具体的にはGE、シーメンス、BCG、マッキンゼーなどが来ていた。金融はこれからっぽい。去年は日本の会社はNECやNTTが来たらしい。HKUSTと違うのはすべてのプロセスが学校内で行われる点。HKUSTの場合は、会社説明会はまだしも、インタビューはほぼ先方で行われていたし、キャリアサービスを頼らずに独自に応募している奴らも多かった。それに応募する国も香港だけじゃないし、何よりも我々の競争相手はCUHKやHKUよりも、欧米の一流ビジネススクールに通う香港人・中国人達なのである。したがって、黙っていても向こうから勝手にこちらまで来てくれるという状況では全くない。 ところが、こちらだと(場所が場所というのもあるのだが)黙っていても向こうからわんさかやってきてくれる。まず、今年中はグローバル企業を中心にリプレースメントが行われ、1月からはローカル企業も続々とキャンパスにやってくるらしい。HKUSTでは不満が多かったキャリアサービスも、ISBのは非常に体系だっていて良く機能しているように見える。 ただ、皆横一列でよーいドンだから競争も激しいわけで、例えばBCGへの応募が始まったらしいのだが、全560人中、なんと半分以上の320人近く応募したらしい。 基本的にインド人かつローカルに人脈のある優秀な人材がほしいという企業が来る。こちら側にしてみてもそのプロファイルにぴったりの人材が95%以上いるわけである。また、ISBにはもともとインドの成長性にかけ、将来もインドに根をはるべく欧米のBスクールではなくあえてローカルを選んでいるという生徒が多い。まさに需要と供給が完全に一致している。ちなみに留学生(外人)だとISBのキャリアサービスだけに頼って就職先を探すのはきっと厳しいのではないだろか。きっと独自ルートでの調査・活動も必要でしょうね。そういう意味ではISBもこれからインターナショナル化が進んでいけばHKUSTのような課題も出てくるんでしょう。 ○課外活動 セミナーなどは就職系のクラブ主催でかなり頻繁に開催されている。そのほか、前回ちらっと触れた多数のケースコンペティションや、GEなどの実企業がISB学生に提供しているプロジェクトへの参加など、とにかく勉強以外にやることが無くて困るということは無い。(なので、皆忙しくて首も回らない状況になっているのだが。。。) ちなみに先日、ファイナンスクラブ主催のインドPE・VCセミナーに参加してみましたが、基調講演でゴールドマンサックスの人が、日本の将来性について、市場規模が大きくてもイノベーションが無いから投資対象にもならないとぼろくそに言っていました。 ○その他 ・目の前にゴルフ場があり結構遊べる。(クラブをレンタルしても1ラウンド2000円程度) ・ジムやプール、サッカー場やテニス場、クリケット場に卓球台、バトミントンにバスケットボールコートなど、運動施設は本当に充実している。インド文化にあまり興味が無く、勉強に集中したいため外に出なくても全く苦痛じゃない人にはこのキャンパスは最高でしょうね。(そんな人留学生にはまずいないと思うけど)
by mtks76
| 2011-11-16 05:13
| 交換留学(ISB)
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