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by mtks76 カテゴリ
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ブログの更新がまた停滞してしまった。お気づきの方も多いと思うが、小生は既にISBでの授業を終え先日帰国している。そして悲しいかな、社費留学生のため帰国の翌日から出勤して業務を開始している。いつまで日本にいるか今のところわからないけど、HKUSTやISBに関する質問や相談がある方は、東京であれば会えますのでお気軽に左上のメールまでご連絡ください。 さて、なんか同じこと繰り返すことになるが、こういうタイトルの方が、これからアジアのMBAを目指す人たちにはきっとわかりやすいだろうということで、HKUST vs ISBの総まとめをしておきたいと思います。 ---------------------------------------------------------- 1)ロケーション HKUST:香港(深浅にパートタイム用の分校あり) ISB:インド・ハイデラバード(来年よりインド北部に新キャンパス開設予定) 2)特色 HKUST:ファイナンス・チャイナビジネスの授業が売り。あと生徒・教授の多様性(国籍)にもこだわり。ファイナンス業界への就職に強い。Bスクールとしては香港内では一番と認知されているが、大学自体の知名度はHKUやCUHKに及ばず、恐らく外国で就職活動する際は、同等かそれ以下に扱わてしまう可能性がある。 ISB:戦略系に強み。コンサルティング業界への就職に強い。99%はインド人のローカル学校。ただし、インド内でのBスクールとしての評判は他の追随を許さずピカ一。インド内のBスクールで応募に際して職務経験を義務付けているのはISBだけ。 3)規模 HKUST:1学年115人(今年は99人だそう) ISB: 1学年550人。 学校の歴史で見るとHKUSTは22年で、ISBは10年だが、アルムナイの数は圧倒的にISBの方が多い。USTは最近は100人規模だけど、数年前までは50人くらいしかおらず、しかも殆どの生徒はローカル(香港人)で占められていたため、アルムナイ増加速度が遅い。 4)授業・教授 HKUST:ファイナス系の授業は秀逸。チャイナ系はまぁまぁ。それ以外はいまいち。授業の選択肢も少ない。 ISB:戦略系の授業とファイナンス系の授業は良い教授が多い(・・らしい。受講してないからわかりません)。マーケティングやオペレーション、ITなどの授業も充実しており、選択肢はUSTに比べると圧倒的に多い。まぁここは規模の違いが出ているのだろう。 個人的にISBの授業・教授の質は非常に高いと思う。教授は殆どがインド人だが、多くの欧米の有名Bスクールのインド人教授達が自国のBスクールを支援しようと客員教授としてやってきてくれている。 一方で、ISBでは ”お、この教授は” というような名物教授には出会えなかった。USTは教授の品質にばらつきがあるものの、個性的な人気教授が多かったように思う。グローバルマクロ経済のインド系アメリカ人教授Rや、VC&PEやネゴシエーションの元弁護士・投資家のアメリカ人L、コーポレートファイナンスのインド人教授Jなど、なんかちょっと変わっていたけど、彼らのクラスは本当に秀逸だった。また、USTは生徒だけでなく、教授陣も非常に国籍豊かであった。(小生の場合、中国人教授は2人、香港人教授は1人だけであった) まぁこれは個人的な感覚だし、ISBではたったの7コースしかとっていないのだから比較するのもおかしいが、それでも小生は比較的超人気コースを取得していたのだから一人くらい名物教授に出会ってもよさそうなものである。大半はGood教授なのだが、Great教授には出会えなかったように思う。 ちなみに、ウォートンMBAから来ていたアメリカ人で、中国本土の某有名Bスクールで交換留学生として1ターム過ごした後、2ターム目にISBにやってきたツワモノ交換留学生がいたが、彼言わく、「中国某校の授業のレベルはジョーク。ISBのレベルは質・量共に及第点」だそうである。HKUSTも彼に言わせるともしかしたらジョークになってしまうかもしれない(人から聞いた話を転載しているだけで悪意は何もないです。正確な情報はきちんとそれぞれの学校に通う人達に話を聞いてください)。 ただ、ISBにもぬぐい難いマイナス点がある。それはワークロードが多すぎること。多分勉強の負荷が小さすぎるとインド人は勉強した気にならないのだろう(もともとそういう教育環境で育ってきているので)。頭を絞りながらじっくりと課題に取り組む時間が持てるのはきわめて稀で量・スピード重視で授業は進む。 5)生徒 HKUST:多様性が売りの学校のため、マイノリティ感をクラスで感じたことはない。中華系がもちろん多めではあるが、アジアMBAではNo1の多様性である。 ISB:フルタイム生徒のうち98%がインド人。エクスチェンジ生が15人程度いたが、どの授業・グループワークに参加しても(当たり前だけど)インド人が大半。 まぁこの辺の評価は目的によって異なるわけで、特定の国に住み、その国の人たち(中国人やインド人)とネットワークを作ることが目的であればISBのような学校が良いし、小生のように、あまり偏りたくない場合はUSTのほうがよい。 生徒のレベルは一概には比較できないが、ISBの生徒達はインド随一のエリート中のエリート達であることは間違いない。ただ、一方で、インド工科大学→外資系企業でエンジニア→ISBといったお決まりのエリートコースを歩んだバックグラウンドを持つ生徒が多いのも事実であり、プロファイルの多様性で言うとUSTに分がある。 6)成績評価 これについては以前詳しく書いたのでこちらを参照 7)就職 HKUST:香港、上海、北京、シンガポールなど。中国人・香港人、あと中華系東南アジア人など、いわゆるマンダリンネイティブ組みは香港でも比較的就職が見つかりやすい。それ以外は、自国での就職かシンガポール狙いになりがち。シンガポール就職支援の強化はまだこれからという感じ。ということでUSTの目下最大の課題は外国人留学生の就職支援である。香港の戦略的位置づけがこれまで以上に中国寄りになってきている昨今、、ネイティブレベルのマンダリンはもはや必須に近くなりつつあり、今後どうやって留学生の就職サポートをしていこうかと、スクールも頭を悩ませていることであろう。なぜUSTがこれだけ多くの外国人留学生を集められるのかというと、やはり香港という都市の魅力が大きいわけで、そこで就職できないとなると今後はシンガポールや中国本土のBスクールに良い外国人生徒が流れていってしまう可能性がある。 ちなみに、ファイナンス業界が就職の中心なので、わが同級生達の就職活動におけるライバルは、CUHKやHKUではなく、欧米のトップBスクールを卒業する中国人達なのである。USTの知名度はまだ欧米トップBスクールと肩を並べるレベルではなく、皆就職活動には苦労している。今後高ランキングを梃子にした効果的なマーケティングをMBAオフィスには期待したい。 ISB:多くのトップコンサルファームや金融機関をはじめとする外資系企業、大手ローカル企業がキャンパスまで足を運ぶ。大手戦略コンサルファームなども毎年数十人規模でISBから採用していく。なので既に多くのアルムナイが各企業で活躍している。一方、ロケーションはインドオフィスが中心。また、他インド人同様の採用ルートに乗っかるのは外国人には非常に厳しい。ほぼチャンスなしと見てよいだろう。なぜなら外資系企業はインド国内のローカルナレッジ・人脈を持つ優秀なローカル学生を求めてキャンパスに訪れている。インターナショナル経験を豊富に持つインド人は豊富にいるので、外国人を雇うメリットは特定の外国語スピーカーが必要という以外には殆どない。逆にインドのローカル企業が今後海外にどんどん打って出て行くような状況になれば留学生にもチャンスが出てくるかもしれないけど。 -------------------- 久々にブログ書いたらすっかり夜更かししてしまった。明日も仕事だしそろそろ寝ないと。そうそう、HKUSTは最新のFinancial Times(FT)のランキングで10位でした。今年からFTの方針変更で、中国本土の生徒/教授がインターナショナル人材としてカウントされなくなったらしく、当初は相当順位が下がるのではないかと思っていたが、3年連続10位以内をキープしたのは立派の一言である。 (去年は6位で一昨年9位だから下がってはいるのだけどこのレベルであれば誤差の範囲でしょ) さぁ次回こそはMBA留学全体の総括をしたい。。。
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