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by mtks76 カテゴリ
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前回からのつづき。今回でMBAの振り返りは終了の予定であったが、書き始めると色々と書きたいことが出てきてしまい、なかなか終われない。どうやら終結にはあと1、2回必要そうである。 ⑤人間力の向上(正確な自己認識と人としての魅力の形成) 成果:B+ なんと難しいテーマを目標に掲げてしまったことか。これはもうMBA云々の話ではなく、人生かけて探求すべき壮大なテーマであろう(笑)。 まぁ、成果確認ということで一応振り返ってみると、自己認識については、まぁまぁ正確にできたのではないかと思う。実は小生の場合は、MBA前の時点においても自己認識力は相当高かったという自負がある。自分ができること/できないこと、得意なこと/苦手なこと、性格面の特徴(良い部分/悪い部分)など、自分のことはかなり正確に把握できている方だと思う。ただ、MBAで確実に変わったのは、その認識が「日本人ソサエティーの中での話」から、「世界の中での話」に変わったということか。留学前は、後者については良くわからなかった。今は、世界の中(アジアの中だけか?)での自分の位置づけや特徴をかなり把握できるようになったと思う。もちろん、実際に現場(仕事)に出てみないと本当に把握したとはいえないだろうが、少なくともMBAのおかげで「井の中の蛙大海を知らず」状態から一歩抜け出すことができた。 ちなみに小生はこの「自己認識力」も自分の強みのひとつであると思っている。自分の能力やポジショニングをきちんと把握できている人は、変な虚勢を張る必要もないし、人と無駄に張り合ったり、かっこつける必要もない。できること/できないことが明確なのだから今後の自己研鑽ポイントもクリアだし、仕事でのパフォーマンスが周り(顧客や上司)の期待を下回ることもかなり稀である(できないことは提案しないか、きちんと準備してから提案するので)。 これ、結構当たり前のことのように聞こえるのだが、世の中、いい年になって自分のことを理解できていない人がなんと多いことか。しかも殆どは過大評価である。小生も20代までは自己認識が過大評価になりがちだったが(まぁ若い頃はそれくらいのほうが良いと思う)、今はきちんと状況認識ができていると思う。 ブログで自己分析の内容まで書くのはさすがに恥ずかしいので割愛したいと思うが、結局、わかったことは、当たり前であるが自分はどこにいても自分であるということ。例えば得意分野はどこにいたって、誰といたってそれなりのパフォーマンスが出せるし(語学力のハンディはあるが)、日本人の友人と外国人の友人の小生に対する評価・印象も基本的には同じ。MBA生活を通じてこれを実地で確認できたことは大きな価値があるし、また、仕事以外の「自分」に対する理解も深まった。そして、何よりも、世界で見た場合に自分に足りないものが明確になった点が大きい。人間、成長するためには目標(理想)と現実(現在の能力)のギャップを分析しながら、そのギャップを埋めるために努力をするわけだが、目標の方が井の中の蛙レベルから大海レベル(笑)になった。 なお、ここで話しているのはあくまでも「自己認識力」だけの話であり、認識しているビジネスマン・人間として抱える多くの欠点を今後どう克服していくかは別の話題であるので悪しからず。(こちらは引き続き精進が必要なのだが、性格面での欠点などは、わかっていてもなかなか変えられるものではないです。はい。。。) なお、当たり前の話だが、人としての魅力がMBAの1年半程度でそんなに大きく向上できるわけがない。自分はどこにいても自分であり、自分の良い点は、世界中どこにいてもきちんと評価され、悪い点は日本だろうとインドだろうとどこに行っても通用しない。MBA中にも人間としての未熟さを痛感したり、能力面で反省する点は多々あった。したがって、この壮大なテーマには生涯をかけて引き続き、誠心誠意取り組んでいく所存である。 ということで、総括は無難にB+。なんかこの一連の成果確認、最後のひとつで帳尻を合わせないと、MBAでの成績よりもかなり悪くなりそうである。 (つづく)
(遠い昔となりつつある前回からの続き。。。) 情けない言い訳だが、ここのところあまりにも業務多忙で、本当に筆が重くなってしまい、2ヶ月ぶりのブログ更新となってしまった。 このブログはアジアMBAのアプリカントと数少ない知人しか読んでないでしょうから、いまさら報告するまでも無いが、小生は、4月よりシンガポールに再駐在となっております。現在、思い描いていた仕事とは違う業務についてはいるが、ポストMBAとしてはまずまずのスタートであろう。さて、初志貫徹すべく、あと2回かけて、MBA留学成果の振り返りを完結させたいと思う。 ③ビジネス基本知識のブラッシュアップ 成果:B+ 今思えばなんと当たり前のことを目標にしてしまったことか。ビジネススクールに通うのだからビジネス基本知識がブラッシュアップされるのは当たり前である。小生の場合は、中でもファイナンス、会計、統計等の数値・分析系のクラスに時間を費やしたが、理由は日本人はソフト系が苦手でハード系が得意だからではなく、恐らく小生のようなやや年寄り(?)にはソフト系の授業は若干胃もたれがするのである。早い話、抽象的な議論を若いクラスメート達としてもふわふわした感が否めず、飽きるのである。 あとHKUSTの場場合は、ソフト系の授業よりもハード系の授業の方が教授・授業の品揃えが良いのも理由のひとつであろうか。コンサルティングを生業にしながら、ファイナンスや統計学などは理解が曖昧だったため、しっかりと基礎を学べたのは大変良かった。特にファイナンス系の授業は恐らくやっていて一番おもしろかった授業である。戦略系の授業も好きだったが、議論はどうしても発散しがち。その点、ファイナンスは答えが収束しやすいのですんなりと受け入れやすい。日本人(アジア人?)はレクチャー形式の授業になれているので答えが収束する授業の方が納得しやすいのかも。一方で、リーダーシップ、コミュニケーション、ネゴシエーションなどはなんとなく頭の片隅に残っているという程度である。まぁこの辺はこれまでのキャリアや個人的な嗜好もあるので偏りがでるのは仕方ないか。きっと使わない知識(ていうか直接的に使う知識なんて殆どない)はどんどん薄れていっているのだろうが、基礎を理解しているため、またテキストを開けばすぐ思い出すであろう(多分)。 ということで当たり前すぎるこの目標の達成度にAを与えるのははばかられるため、無難にB+でしょうか。 ④勉強面(成績・授業パフォーマンス)での結果 成果:A- 小生の場合、残念ながら学業のパフォーマンスにはややムラがあった。はずかしいが、振り返りといっている以上、赤裸々に成績を公表したいと思う。 一番最初の学期の成績は散々だった。第一に英語力不足、第二に時間配分ミス。既にファイナンスやビジネス等の学位を持ち、英語を全く苦にしない友人達と同じような配分で勉強とネットワーキング(遊び?)を行ったため、Aはおろか、A-すら取れない状況に。テストの手ごたえも相当悪かったのだが、蓋を開けると殆どB+でBがひとつだけという状況。「お?なんだ、意外と悪く無いじゃん」と思ったら、以前にも述べたとおりHKUSTでのBはほぼ最低のグレード。要はきっちりと平均未満に所属していた(笑)。さすがにこれではまずいと思い、第二学期は奮起して勉強に力を入れる。その結果、A+を含む全科目Aレター。「なんだ、やればできるじゃん」と、調子に乗ったのか、次の学期では手を抜き、A-とB+中心の生活に逆戻り。 ISBに交換留学した最初の学期も良くパワー配分がわからず、また、他の交換留学生達の遊び雰囲気に飲まれ、なんとなくぼちぼちの勉強で過ごしていたため、「ISBの生徒達のコンペティティブさと成績評価の厳しさはHKUSTとは全然違う」と気づいた時には時既に遅し。なんとかぎりぎり凌いだ結果はオールB。 「このままでは卒業も危うい!」とあせりを感じ、奮起したMBA最終学期。多分MBA生活で一番勉強した学期となった(最後の最後で一番勉強しているあたりがかなり間抜けなのだが。。)。おかげで、ISBという荒波の中で、最高グレードのAを3つ(ISBだとAが最高)、A-をひとつという、97%インド人クラスメートの中にあって恐らく全体の上位5%に入るであろう好成績取得という快挙(?)を成し遂げた。これは相当うれしかった。 さて、授業中のパフォーマンス(主にパーティシペーション)という観点ではどうであったか。やはり最初は英語力が足を引っ張った。ただ、最初から最後まで1授業につき1回は絶対に発言してやろうと思い、それを実行した。特に最初の学期は、発言レベルも気にせず、質問でもなんでもいいからとにかく最低1回発言を自分に課した。(今思えば最初は発言すら恐怖するレベルの英語力だったのだ。。。) 小生レベルの英語力でMBAを開始される方へのアドバイスだが、疑問系はとても発言しやすい。そして教授やクラスメートの回答の内容を聞き取れなくとも、ふんふんと、したり顔でわかったような顔でやりすごせる(笑)。小生は最初と第2学期は、常に前列に座るようにし、英語が通じなかった場合は最悪ボディランゲージを駆使して乗り切ろうと腹をくくっていた。また前列はクラスメートの顔も見えないので緊張も少ない。今思えば、涙ぐましい努力をしたものである。英語ができないだけでなめられてなるものかという変な気合だけはあったのが幸いした。(本当はあまりにも低い英語力でMBAに来るのは迷惑以外の何者でもないのだろうが。。) こうやって質問でもなんでも発言を繰り返していくと、自然に度胸がついてくる。小生は後半になっても相変わらずクラスで下から1,2を争う英語力だったが、授業中に発言することの恐怖心はなくなっていた。回数では欧米人には勝てないし、内容の無い発言は回数多くても邪魔なだけ。ということで後半は、日系企業の事例であるとか、日本の商慣習とか、自分が従事したプロジェクトでの事例だとか、自分にしかできないユニークな発言をしようと心がけた。そして自分は日本人代表であると常に意識し、プライドを持ち続けた。 ISBへ交換留学した際も、最初は戸惑った。クラス規模が90人以上(HKUSTはMAX50人)で、生徒は全員ネイティブ。知り合いが一人もいない上、席も指定で常に最後列となり、完全なアウェー状態。しかも、英語下手くそ仲間(それでも通常の日本人生徒よりは遥かに上手)の中国人、韓国人、台湾人はどこにもいない。しかし、留年の恐怖心が発言の恐怖心を完全に凌駕した(笑)。一度発言すればしめたもので、クラスメート達や教授もなんか変な日本人が下手な英語で発言しているなと思いつつ、「As XXX said, 」みたいな感じで勝手に小生の発言をフォローしてくれたりする。そうするとなんとなく仲間意識が出てくる。クラスメートの顔(名前までは覚えられんが笑)もお馴染となってくれば、大教室でも緊張感は殆ど無くなる。思えばISBでは好成績を取るために皆必死であり、小生もその一人であった(もっとも狙ってたのは好成績じゃなくてBだけど笑)。そして、発言の量・質は成績に直結する。英語が下手もくそも言ってられないのである。ISBでは、不肖ながらも日本人代表というだけでなく、東アジア人代表の志を持ち続けたつもりである。それが幸いしたか、発言量に比して、クラスパーティションの評価は非常に良かった。 なんかこう書くと、すごく頑張ったね、立派だったね、という風に見えるのが文章の恐ろしいところである。が、間違いなくそんなかっこいいものではないし、皆多かれ少なかれ同じような苦労や努力をしているはずである。小生の場合はあまりにも低いところかのスタートだったため、とにかく必死だった。そして教授や仲間達に本当に恵まれた。下手くそな英語に最後まで付き合ってくれて本当にありがたい。発音はちっともよくならなかったが、おかげで度胸だけはついた。(そして彼らは間違いなく”日本人英語”に慣れたはずである。この先日本人と仕事することがあったらきっと小生に感謝することであろう。。。) ということで総括すると、まぁやればできるということはなんとなく証明できたのかもしれない。一方、「継続」という最も難しく、かつ尊い能力に欠けているという悲しい現実も浮き彫りになった。結局、オールAやクラスアワードを取得できるのは「継続」できる者のみ。やはり怠け者はいつまでたっても怠け者なのだろうか。もう少しがんばれたなーとも思いつつ、最後のISBでの粘りを重点評価してかなり甘めのA-。クラスでいっぱい発言して個人賞も取ったしね。この自分に甘いところが、きっとだめさの根源なんでしょうね。。。 (つづく)
先週から長期出張でシンガポールに来ているのだが、さっきから雨が降りだし、予定していた外出が出来なくなってしまったのでその時間をブログの更新に充てよう。 さて、前回からの続き、MBA留学の成果確認である。MBAの成績っぽく、A+、A、A-~Fで評価してみよう。 ①グローバルコミュニケーション能力向上 成果:B+ まずは英語でのコミュニケーション力であるが、こちらは及第点をつけたいと思う。英語環境においてコミュニケーションレベルで苦労することはほとんどなくなった。英語力自体が上達したというよりも、慣れ、そして度胸がついたことが最大の要因であろう。こちらはMBAの授業のおかげというよりも、私生活で友人達と過ごした時間の貢献の方が大きいように思う。小生は、未だにハリウッド映画を見ても70%くらいしか理解できないし、リーディングのスピードもかなり遅いが、少なくとも「英語が不安なゆえに尻込みする」という状況は皆無となった。この「度胸」、語学学習では最も重要である。母国語じゃないんだから英語が下手なのは当たり前。たとえ一回で聞き取れなくても確認すればよいし、そんなことで面倒くさがられたことは今まで一度もない。当たり前の話だが、会話の中身の方が英語力よりもはるかに重要であり、「内容のある男」であることが肝要なのである。中身があれば、流暢な発音じゃなくても、かっこいい言い回しを知らなくても、人は話を聞いてくれる。 ファシリテーションやプレゼンテーションにしても、こちとら何といってもあの口うるさいインド人達に囲まれてMBA最後の2タームを過ごし、クラス賞(?)までもらったほどである(笑)。あれ以上の過酷な環境が現実世界で頻繁に起こるとは到底思えない。今も業務の1/4くらいで英語を使う機会があるが、あのような状況にはまだ出くわしていない。もちろんアメリカに住んで、そこの金融機関でアメリカ人と同じ立場で働くというレベルにはまだまだ遠く及ばないだろうが、少なくとも今の自分の環境で必要なレベルには到達した。もちろん、より一層「実務的な」英語とすべく、これからも精進が必要なことは言うまでもないが、MBA初期のころを思い浮かべれば、まずまず目標達成と言えるであろう。 一方、もう一つ身につけたかったコミュニケーション能力として中国語があるのだが、そちらは完全に落第点である。留学中は英語力向上に重きを置いてきたとはいえ、こちらはもう少し頑張るべきであったし、その機会も多々あった。北京に2ヶ月も語学留学し、当時は片言なりとも多少はしゃべっていたものの、インド・日本生活を経て、すっかり忘れてしまった。環境のせいではなく、学んだものをキープするだけの継続学習をしなかった自分の責任である。やはり語学学習を継続するのは難しい。なぜなら小生は地道な反復系の勉強が大っ嫌いであり、語学はその最たるものであるという苦手意識がある。ただ、語学が身を助けるのは事実。よって、こちらの勉強は是非再スタートしたいと思う。 ということで、英語だけみれば、Aを与えても良いと思うけど、中国語はCだから、重要度の比重を加味して総合B+くらいかなというところである。 ②ネットワーキング 成果:A- MBA生活で最大の力点を置いたのはこのネットワーキングである。特にクラスメートとの時間を何よりも大切にした。したがって、一生付き合うであろう友人や親友と呼べる友人が世界中に広がることとなった。これは自分でも予想外のことであった。黄色系のアジア人はともかく、インド人や欧米人達ともこれほど仲良くなれるとは全くもって事前に想像していなかった。しかし、これこそがMBAの醍醐味であると今では確信している。ISBでは力点が勉強だったのと、多少の息切れ感もあり、HKUSTほどは深い付き合いを出来なかったが、それでも何人か良い友人が出来た。プネ出身で何かと小生たちの面倒を見てくれたインド人Mや、ルームメートだったインド人Nやベルギー人D、同時期に交換留学していた日本人Kなどは、今後も長く付き合ってゆける友人達であろう。 総合的に見て、クラスメートとのネットワーキングは大成功といってもよいと思うが、反省点は外部とのネットワーキングにそれほど精を出さなかったこと。あと、教授達ともあまり深い付き合いが出来なかったように思う。就職活動をしなかったという点が大きいのだが、もっと積極的に会社説明会や就職イベントなどに参加し、ネットワーキングしても良かったように思う。いわゆる「すぐ役に立つ=金につながる」ネットワークは構築できなかった。あまり周りからは見られないのだが、小生は根は結構な人見知りで、緊張が解れるまでにはそれなりの時間と付き合いが必要であり、ネットワーキングには結構なパワーと努力が必要なのである。まぁこれは言いわけで、結局は忙しさと居心地の良さにかまけてただ怠けていただけなんだけど。元来の怠け者気質はMBAでも治らなかったな(笑) ということで結論は少し甘めでA-。まぁこんなところか。 (続く)
やっぱ就業生活に戻るとブログを書くのがなかなか億劫になりますね。 でもこれだけは絶対にやっておかなければならないということで、当初立てた目標に対する成果確認をしておきたいと思う。(これをやらない人がなんと多いこと。。。そんなものは目標とは言わないと思うのだが。) 最初の頃にブログに記載した目標は以下。 ---------------------------------------------------------- (1)自分自身のグローバル化(80%) ・英語でのコミュニケーション力を磨く(プレゼン、ファシリテーション、読み書き、etc) ・グローバル環境でのソーシャルネットワーキング力(人間性?人としての魅力?)を磨く ・世界中に友達・知り合いをつくる/日本以外の国・人のことをもっとよく知る。 ・ビジネスマンとしての世界の中での相対的な位置づけ(強み/弱み)を確認し、今後につなげる ・日本国外でアカデミック面で何か成果を出す(大学時代ほとんど勉強しなかった反省も込めて) (2)仕事力の向上(20%) ・ビジネスマンとしての最低限の素養・知識を身につける。(どちらかと言うと若手が通うフルタイムのビジネススクールは、ジェネラルマネージャー育成とかいうレベルよりもこちらに近いのでないかと思う) ・将来のビジネスで役に立つ人脈・ネットワークを作る ・新しいビジネスのアイディア・可能性を探る。 ・アウトプット中心の生活から一旦立ち止まり、インプットを増やして蓄える。(特に最近はインプットよりもアウトプットの時間が圧倒的に多くなってしまい、枯れていく感覚があった・・・ ---------------------------------------------------------- そして去年の正月に追加(アップデート)した目標が以下。 ---------------------------------------------------------- ①英語力の向上 授業も落ち着いてきたので本格的に取り組む。もちろん完璧は無理だけど卒業までに英語でビジネスができると自信を持てるレベルに仕上げたい。中国語習得はとりあえず忘れます。具体的な施策をいろいろ検討中。 ②ネットワークの拡大 アントレクラブやジャパンクラブでの活動を通じ、将来に向けて人脈を広げたい。校内はもちろんのこと、今後は校外も視野に入れて積極的にクラブ活動に精を出す予定。 ③ビジネスプランの作成 卒業後、会社に戻って何をやるか/今後5年間どんなビジネスにチャレンジするか、卒業までにじっくり練りたい。新しい事業プランも良し、既存事業の拡大プランも良し。言われたことを受動的にやるのではなく能動的に仕掛けられるようにプロフェッショナルとしてしっかりと準備しておく。 また、世界中のあらゆる国籍の連中が一ヵ所にこれだけ集まる経験なんてきっとそうそうないだろう。こいつらと一緒に何ができるか/将来何かできないかも長いスパンで考えていきたい。 ---------------------------------------------------------- 今見返すと稚拙/的外れな目標もあり、恥ずかしさもあるが、結局まとめると以下の6点に集約できるであろう。 ①グローバルコミュニケーション能力向上 ②ネットワーキング ③ビジネス基本知識のブラッシュアップ ④勉強面(成績・授業パフォーマンス)での結果 ⑤人間力の向上(正確な自己認識と人としての魅力の形成) ⑥Nextキャリアプラン形成 30代中盤の目標としては随分ベーシックな内容だが、だからこそ難しいし、MBA留学のような長期かつ特殊な環境下では、奇をてらうよりも基本に忠実な目標・行動指針をもつべきだと思う。(私費留学であればキャリアアップ/チェンジという最大の目標が眼前に聳え立っているわけで、成果確認も明確なのだが、社費留学だと、自分なりの目標・規律を設けておかないと、ただ流されてあっという間に終わってしまうかも) 次回以降、ひとつひとつ成果確認を記載していこうと思う。
ブログの更新がまた停滞してしまった。お気づきの方も多いと思うが、小生は既にISBでの授業を終え先日帰国している。そして悲しいかな、社費留学生のため帰国の翌日から出勤して業務を開始している。いつまで日本にいるか今のところわからないけど、HKUSTやISBに関する質問や相談がある方は、東京であれば会えますのでお気軽に左上のメールまでご連絡ください。 さて、なんか同じこと繰り返すことになるが、こういうタイトルの方が、これからアジアのMBAを目指す人たちにはきっとわかりやすいだろうということで、HKUST vs ISBの総まとめをしておきたいと思います。 ---------------------------------------------------------- 1)ロケーション HKUST:香港(深浅にパートタイム用の分校あり) ISB:インド・ハイデラバード(来年よりインド北部に新キャンパス開設予定) 2)特色 HKUST:ファイナンス・チャイナビジネスの授業が売り。あと生徒・教授の多様性(国籍)にもこだわり。ファイナンス業界への就職に強い。Bスクールとしては香港内では一番と認知されているが、大学自体の知名度はHKUやCUHKに及ばず、恐らく外国で就職活動する際は、同等かそれ以下に扱わてしまう可能性がある。 ISB:戦略系に強み。コンサルティング業界への就職に強い。99%はインド人のローカル学校。ただし、インド内でのBスクールとしての評判は他の追随を許さずピカ一。インド内のBスクールで応募に際して職務経験を義務付けているのはISBだけ。 3)規模 HKUST:1学年115人(今年は99人だそう) ISB: 1学年550人。 学校の歴史で見るとHKUSTは22年で、ISBは10年だが、アルムナイの数は圧倒的にISBの方が多い。USTは最近は100人規模だけど、数年前までは50人くらいしかおらず、しかも殆どの生徒はローカル(香港人)で占められていたため、アルムナイ増加速度が遅い。 4)授業・教授 HKUST:ファイナス系の授業は秀逸。チャイナ系はまぁまぁ。それ以外はいまいち。授業の選択肢も少ない。 ISB:戦略系の授業とファイナンス系の授業は良い教授が多い(・・らしい。受講してないからわかりません)。マーケティングやオペレーション、ITなどの授業も充実しており、選択肢はUSTに比べると圧倒的に多い。まぁここは規模の違いが出ているのだろう。 個人的にISBの授業・教授の質は非常に高いと思う。教授は殆どがインド人だが、多くの欧米の有名Bスクールのインド人教授達が自国のBスクールを支援しようと客員教授としてやってきてくれている。 一方で、ISBでは ”お、この教授は” というような名物教授には出会えなかった。USTは教授の品質にばらつきがあるものの、個性的な人気教授が多かったように思う。グローバルマクロ経済のインド系アメリカ人教授Rや、VC&PEやネゴシエーションの元弁護士・投資家のアメリカ人L、コーポレートファイナンスのインド人教授Jなど、なんかちょっと変わっていたけど、彼らのクラスは本当に秀逸だった。また、USTは生徒だけでなく、教授陣も非常に国籍豊かであった。(小生の場合、中国人教授は2人、香港人教授は1人だけであった) まぁこれは個人的な感覚だし、ISBではたったの7コースしかとっていないのだから比較するのもおかしいが、それでも小生は比較的超人気コースを取得していたのだから一人くらい名物教授に出会ってもよさそうなものである。大半はGood教授なのだが、Great教授には出会えなかったように思う。 ちなみに、ウォートンMBAから来ていたアメリカ人で、中国本土の某有名Bスクールで交換留学生として1ターム過ごした後、2ターム目にISBにやってきたツワモノ交換留学生がいたが、彼言わく、「中国某校の授業のレベルはジョーク。ISBのレベルは質・量共に及第点」だそうである。HKUSTも彼に言わせるともしかしたらジョークになってしまうかもしれない(人から聞いた話を転載しているだけで悪意は何もないです。正確な情報はきちんとそれぞれの学校に通う人達に話を聞いてください)。 ただ、ISBにもぬぐい難いマイナス点がある。それはワークロードが多すぎること。多分勉強の負荷が小さすぎるとインド人は勉強した気にならないのだろう(もともとそういう教育環境で育ってきているので)。頭を絞りながらじっくりと課題に取り組む時間が持てるのはきわめて稀で量・スピード重視で授業は進む。 5)生徒 HKUST:多様性が売りの学校のため、マイノリティ感をクラスで感じたことはない。中華系がもちろん多めではあるが、アジアMBAではNo1の多様性である。 ISB:フルタイム生徒のうち98%がインド人。エクスチェンジ生が15人程度いたが、どの授業・グループワークに参加しても(当たり前だけど)インド人が大半。 まぁこの辺の評価は目的によって異なるわけで、特定の国に住み、その国の人たち(中国人やインド人)とネットワークを作ることが目的であればISBのような学校が良いし、小生のように、あまり偏りたくない場合はUSTのほうがよい。 生徒のレベルは一概には比較できないが、ISBの生徒達はインド随一のエリート中のエリート達であることは間違いない。ただ、一方で、インド工科大学→外資系企業でエンジニア→ISBといったお決まりのエリートコースを歩んだバックグラウンドを持つ生徒が多いのも事実であり、プロファイルの多様性で言うとUSTに分がある。 6)成績評価 これについては以前詳しく書いたのでこちらを参照 7)就職 HKUST:香港、上海、北京、シンガポールなど。中国人・香港人、あと中華系東南アジア人など、いわゆるマンダリンネイティブ組みは香港でも比較的就職が見つかりやすい。それ以外は、自国での就職かシンガポール狙いになりがち。シンガポール就職支援の強化はまだこれからという感じ。ということでUSTの目下最大の課題は外国人留学生の就職支援である。香港の戦略的位置づけがこれまで以上に中国寄りになってきている昨今、、ネイティブレベルのマンダリンはもはや必須に近くなりつつあり、今後どうやって留学生の就職サポートをしていこうかと、スクールも頭を悩ませていることであろう。なぜUSTがこれだけ多くの外国人留学生を集められるのかというと、やはり香港という都市の魅力が大きいわけで、そこで就職できないとなると今後はシンガポールや中国本土のBスクールに良い外国人生徒が流れていってしまう可能性がある。 ちなみに、ファイナンス業界が就職の中心なので、わが同級生達の就職活動におけるライバルは、CUHKやHKUではなく、欧米のトップBスクールを卒業する中国人達なのである。USTの知名度はまだ欧米トップBスクールと肩を並べるレベルではなく、皆就職活動には苦労している。今後高ランキングを梃子にした効果的なマーケティングをMBAオフィスには期待したい。 ISB:多くのトップコンサルファームや金融機関をはじめとする外資系企業、大手ローカル企業がキャンパスまで足を運ぶ。大手戦略コンサルファームなども毎年数十人規模でISBから採用していく。なので既に多くのアルムナイが各企業で活躍している。一方、ロケーションはインドオフィスが中心。また、他インド人同様の採用ルートに乗っかるのは外国人には非常に厳しい。ほぼチャンスなしと見てよいだろう。なぜなら外資系企業はインド国内のローカルナレッジ・人脈を持つ優秀なローカル学生を求めてキャンパスに訪れている。インターナショナル経験を豊富に持つインド人は豊富にいるので、外国人を雇うメリットは特定の外国語スピーカーが必要という以外には殆どない。逆にインドのローカル企業が今後海外にどんどん打って出て行くような状況になれば留学生にもチャンスが出てくるかもしれないけど。 -------------------- 久々にブログ書いたらすっかり夜更かししてしまった。明日も仕事だしそろそろ寝ないと。そうそう、HKUSTは最新のFinancial Times(FT)のランキングで10位でした。今年からFTの方針変更で、中国本土の生徒/教授がインターナショナル人材としてカウントされなくなったらしく、当初は相当順位が下がるのではないかと思っていたが、3年連続10位以内をキープしたのは立派の一言である。 (去年は6位で一昨年9位だから下がってはいるのだけどこのレベルであれば誤差の範囲でしょ) さぁ次回こそはMBA留学全体の総括をしたい。。。
(前回からのつづき) 小生のISBでの平日の平均睡眠時間は4時間くらい(特に後半)。コアターム中ならまだしもエレクティブタームにもかかわらずである。しかもISBのほとんどの生徒が小生と同様の状況である。しかし、この状況はプログラムのワークロードの多さだけが原因ではないのも事実である。相対的に見てインド人と行うグループワークの生産性は非常に低いように感じる。(そしてMBAでは殆どの課題がグループワーク中心で行わる。。。)これはインド人特有の性質(文化)に強く関係があるように感じる。 代表的な例を挙げてみる。MBAでよく使われる用語に”Free Rider”という言葉がある。これは例えばメンバーにもかかわらずグループワークに全く貢献しないで、名前だけ書いて成績だけシェアしてもらう生徒のことを指すのだが、これが絶対に悪いかというと必ずしもそうではなく、グループワーク中心のMBAで、困ったときに助け合うのはお互い様であり、「今は他のプロジェクトで忙しくて時間が取れないけど、次回その分多くがんばるから今回のアサインメントでのワークは免除させてくれ」という One Time Free Rider は基本的には問題がないと思っている。かくいう小生もUST時代は随分チームメート達に助けられてきた。特に最初の学期などは全クラスでチームが同じだったため、メンバー間で課題を手分けしてやっていた。 しかし、インド人はOne timeであってもこのFree Riderになることをひどく嫌う人が多い。マルチワークに追われどうしようも無いような時でも、とにかく最初は何が何でも貢献している姿勢を見せようとする。 そして時間があろうと無かろうと絶対にNoと言わない。そう、インド人にとってNoということは恥なのである。しかし、実際に彼らは忙しくて時間が無い。そこで何が起こるかというと、ミーティング時間は大体夜の10時以降、それでも時間通りに始まることは稀で、開始時間については30分はバッファーを見ておいた方が良い。そしていざ始まっても、幾人かは事前準備もせず、資料もメールも読まず、手も動かさないで、ミーティングにだけ出てきて、とにかく思い付きで口を動かすという現象が頻発する(もちろん全員ではく、あくまでも悪い一例として。)なのでミーティングの効率は非常に悪い。小生としては時間が無いなら素直にそう言ってもらい、次回がんばってもらう方がよっぽど良いのだが、Free ridingはとにかくインド人の美学に反するようである。 最初の頃はとにかく生産性のある仕事を早く始めるべく、不毛な会話を早く終わらせることに苦心したのだが、最後のほうは、ミーティング開始時はとにかく皆にしゃべりたいだけしゃべらせて、成果物につながる生産的な作業開始はしゃべり疲れが出てくる20分後からだなと割り切り、体力を温存していた。 まぁ色々ストレスが溜まることもあったが、アカデミックの世界で、秀才中の秀才であるISBのインド人達と競争する経験をできたことは非常に収穫であり、今後につながる大きな自信となった。 ちなみにマイナス面ばかりをクローズアップしてしまったが、インド人クラスメート達は本当にフレンドリーで皆どこを歩いていても気軽に声をかけてくる(こちらは名前と顔が一致しないことが多いのだが。。)また、インド人達の持つホスピタリティは本当に圧巻で、先日デリー・ムンバイにそれぞれHKUSTの友人を訪ねたが、ここには書ききれないほど、厚いもてなしを受けた。また、ISBで一番仲の良かったプネ出身のインド人Mなども、常日頃から小生のことを気にかけてくれていて、ちょくちょく部屋を訪れては課題の山に埋もれストレス絶頂だった小生を励ましてくれたり、旅行中ですらちょくちょくメッセージを送ってきて無事(生死?笑)を確認してきた。まぁ小生の場合、HKUST時代からその傾向があり、周りの友人は何かと気にかけてくれていたように思う。旅行に一緒に行っても全部回りの奴らがアレンジ・交渉をやってくれるため、いつも大して予定も把握しないまま誘われるがままに参加していた。有難いやら情けないやら。。。 More or less、小生は結構インドとインド人達が好きである。個人的には中国よりも水が合う気がする。体調もほとんど壊さなかったしね。
繰り返しになる点もあるが、インド人達に囲まれて学んだ3ヶ月の振り返ってみたいと思う。誤解を生む表現も多々あると思うが、ただの個人ブログなのでそういう見方もあるかくらいで流してもらいたい。 ------ 幼少期から競争を義務付けられ、それに勝ち抜いてきたISBのインド人達にとって、ISBの競争環境は日常的なものである。殆どの生徒達がトップコンサルティングファームや外資金融機関への就職を夢見て、朝から晩まで勉強に明け暮れている。12億人の中に埋もれないために、そして選び抜かれたISBの同級生550人の中でも際立ち、就職活動を有利に進めるべく、成績や達成に対するこだわりは並大抵ではない。加えて、成績だけでなく、CV(履歴書)を彩るべく、皆、授業以外にも複数のアクティビティ(コンペティション、プロジェクト)に参加している。ISBの競争の厳しさに比べると、日本の大学はもとより、香港(HKUST)ですら緩いと感じざるを得ない。(“際立つ”ことの重要性は中国も似たような状況にあるのであろう。HKUSTでも一番勉強に時間を費やしてしていたのは本土の中国人達だった)。 インド人は授業中のパフォーマンスも高く、少しでも多く発言してポイントを稼ごうととにかく良く手があがる。(質よりも量重視だけど) なお、HKUSTのルールで、交換留学先では、半分以上のコースでB以上のグレードを取らないと取得したクレジットをバックできないという規定があり、小生もUST時代には感じたことの無い高いプレッシャーの中で彼らに混じって成績を競いあってきた。「半分B」というと一見簡単そうに聞こえるが、ISBのフルタイム外国人留学生達(インド人以外)の成績を聞くと、B未満の成績は日常茶飯で取っており、全平均がBを下回っている生徒もいる。英語ネイティブのインド人秀才達と競うのがどれだけ大変かを物語っている。 ここで、MBAのグレードの仕組みを簡単に説明しておこう。 まずHKUSTの場合だが、ABCDの4つのレターがあり、それぞれがB+、B、B-のような三段階になっている。そして全成績の平均はBを超える必要があり、それを達成できないと卒業できない。 ちなみに、HKUSTでB以上を取得するのは非常に簡単である。というよりもBはほぼ最低グレードといってよい。かくいう小生もHKUSTではB未満の成績はひとつも取っていないし、Bも数えるほどしかない。成績の大半はA-とB+で、A+はともかくAはがんばれば結構普通に取れる。小生の成績は中の上くらいで、正確なGPAは忘れたが、平均A-弱くらいだと思う。 誤解を恐れずに言えば、HKUSTの成績評価はきわめて曖昧である。一応ガイドラインがあるようだが、教授によってムラがありすぎるし、成績も突然ぽこっとレターだけアナウンスされ、その内訳がどうなっているのかわかりにくい。例えば、小生が取ったInternational Growthのイギリス人教授は、成績評価が非常に厳しく、受講生の大多数はBで、B-やC+を取った生徒も結構いた。恐らく正規分布にのっとってきちっと成績評価を行っていたのだと思う。一方で、Organization Managementのアメリカ人教授などは、成績発行が大幅に遅れた後ろめたさもあったのか、なんか今年のみんなはがんばったので例年に比べて平均が高くてうれしいとか言って、軒並み成績が良かった。恐らく平均A-くらいだったんじゃないかと想定される。 一方、ISBの場合は、グレードのレターはABCDと一緒だが、それぞれに2段階しかなく、成績の最高はA、次いでA-、B、B-と続く。また、成績評価は完全に正規分布に従って行われており、中間値は3.1か3.2くらいだったと思う。つまり、クラス全体のど真ん中だと成績はBであり、恐らく上位70%くらいには入っていないとB未満となる。HKUSTのように、とりあえず出席と宿題を提出しておけばBは大丈夫というような環境ではない。しかもISBの場合は、成績を構成する各要素の詳細まで明示される。中間・期末試験の点数だけでなく、クラスパーティシペーション、各課題、グループプレゼンなどの各要素で、成績に占めるWeight, Mean、得点が提示される。しかも、殆どのコースで、課題提出の数日後には得点とMeanがアナウンスされるから驚きである。 また、ISBでは試験や課題の点数発表後には必ずレビューセッションというものが開かれる。それぞれのコースにレビュー部屋が割り当てられ、決まったタイムスロットの間、模範解答と答案用紙を参照しながら評価に不満や疑問があればクレームをつける権利が与えられている。小生も前期のある科目で期末試験のレビューセッションに行ったことがあるが、驚くことにレビュー部屋には多くの生徒がいて、模範解答と自分の答案を真剣に照らし合わせながら、せっせとクレーム票を書き込んでいた。 HKUSTでももちろん期末試験の答案用紙を参照することはできるが、このような大掛かりでシステマチックなものではなかったように思う。クレームもシステム化されているわけではなく、グレードが出揃ってから個別に教授を訪れる程度である。それでグレードが変わったという話は聞いたことがない。(ちなみに小生はUSTでは一度もレビューをしたことない。) 誤解しないでいただきたいが、HKUSTの生徒が成績に対してこだわりがないとか、レベルが低いとか、そういうことを言っているのではない。少なくともフルタイムの生徒は成績が就職(≒将来の投資回収)に直結するため、良い成績を取るに越したことはないし、皆一生懸命勉強している。生徒の質にしてもHKUSTが負けているということでは決してない。個人的にはクラスメートに多様性があるため、ディスカッション内容も多様になったり、クラスサイズが小さいので、授業に対する参加度合いが高かったりと、HKUSTのスタイルの方が好きである。 ただ、一点確実に違うのは、香港の企業は戦略コンサルを除けばそれほど成績を重視しない。国籍・言語・学歴・職歴など、人種の多様性が相まって、成績以外の評価軸が多いからであろう。一方、ISBの場合は、国籍・言語・学歴は皆ほぼ同じ、職歴すら似通っているため(代表例は国内の著名理工大学を卒業し、エンジニアとして働く)、成績で足きりをせざるを得ないのだと思われる。これはISBに限ったことではく、彼らは幼少の頃から同様の競争環境にずっと身を置いてこれまで戦ってきている。なのでISB生徒の成績に対するこだわりの強さは、並大抵のものではない。 つづく
ついにISBでの全授業が終了したため、日本帰国前の少しの時間を利用してムンバイ・デリー・アゴラへと、USTの友人を訪れていた。超短期で多少トラブルにも見舞われたが友人達のサポートとホスピタリティのおかげで本当に充実した旅となった。やはり持つべきものは友人である。彼らが日本や小生の滞在場所に来たときは全力でもてなしてやりたい。 12月は勉強が過酷すぎてブログ更新をサボっていたのでこれから数回に分けてISB交換留学そしてMBA全体のしめくくりを行いたいと思う。 今回はISBの最終学期に受講した授業の概要を記録しておきたいと思う。 ①Business Intelligence and Data Mining 教授:イスラエル人・女性。 表題の通り、あるビジネス課題に対して、大量のデータを使って傾向分析や将来予測を行うための統計学、方法論、手順、ツール(XLMiner、Spotfire)使用方法を学ぶ授業。個人課題・リーディング・プロジェクトのワークロードは膨大だったが、非常に実践的な内容なのと教授・授業の構成が秀逸で学びがいのある授業であった。最終プロジェクトは実データを使ったボリウッドムービーのヒット予測モデルの構築。最終クラスで行ったグループプレゼン大会で、小生のチームはクラスメートからの投票で決まるクラス最優秀チーム賞を受賞した。誰もが興味を持てるテーマであったこと、インド人Sのプレゼンが秀逸だったのが要因だろう。 MBAも終盤になってくると概念的・理論的な授業はどうも受け付けなくなる。多分もうおなかいっぱいなのだろう。頭にも大して入ってこないし。逆にデータ・ツール中心のこの授業は非常に実践的で今期最も勉強してて面白かった授業である。 ②Logistics and Supply Chain Management 教授・アメリカ人・男性。MITからの客員教授で、うわさでは来年から北部に新設される新キャンパスの目玉教授として今年から招聘されたらしい。 サプライチェーンマネジメント理論をベストプラクティスと呼ばれるケースを通じて学ぶわけだが、毎授業2~3という大量のケースの事前読み込み・分析しなければならず、合計20本以上のケースとなる。時間の制約上、全部をきちんと読み込むことは小生には不可能である。ということで提出課題以外のケースは斜め読みするだけで授業に参加せざるを得なくなる。1クラス最低1~2回は発言しようと心がけていたが、やはりしっかり読み込んでいない課題でディスカッションに参加するのは難しい。ここでネイティブであるインド人との決定的な差が出る。隣の席のインド人などは、いつも授業中にその場でケースをさらーと読んで、がんがん発言していた。小生の英語力ではあれは真似できん。。クラスサイズが大きく、一クラス80人くらいのためディスカッションに参加するにはそれなりに気合が必要である。 ちなみにケースはDELL、Southeast Airline、Walmart、McDonaldなどの定番企業はもとより、Seven Eleven Japan やLi-Fung、Taiwan Shanzhai、Taiwan Tractorsなどアジアのケースも数多く出てくる。また、個別のケースにはなっていないが、教授がトヨタに詳しく、トヨタの話はとにかく色々なスライドで頻繁に出てくる。 Seven Eleven JapanはITを活用したTriple A (Agile, Adaptable, Aligned)サプライチェーンの事例として扱われており、店舗システムや需要予測システム、ロジスティクス が世界のベストプラクティスとしてこのように紹介されていた。まあ取り立てて新しい内容もなく、頭の整理になったくらいか。。これも人気授業のひとつなのだが小生的にはぎりぎり及第点レベルのクラスである。 提出課題は上記のケース中から自分の好きな4つのケースを選んで3ページくらいで分析を行うというもの。それに加え最終プロジェクトとして実在する同業2社のサプライチェーンモデルの比較分析を行うのだが、小生のチームでは、Amazon.com VS Flipkart(インドのアマゾンと呼ばれるE-commerce)を選択。 ケース分析レポートはまあ良いが、最終レポートの出来は個人的にいまいちで、時間があれば全面書き直したいところである(ていうか仕事なら絶対書きなおす)。内容・テーマが悪いというよりも、構成が悪く、非常に読みにくい。しかし、時間的な制約とチームの合意に反対してまでそれをやるモチベーションも沸かず、中途半端な形で終えてしまった。まぁMBAではどうしても選択と集中が必要になってくるのでしょうがないといえばそれまでだが。 ③Negotiation Analysis 教授:インド人・男性。ISBの超人気教授の一人でISBでMBAを取得している(多分初じゃないのかな?)。殆どのビットポイントをこのクラスを取得するために費やした生徒もいるくらい。(ちなみに交換留学生は優遇されているので普通に取れます) 想像通り、毎日がネゴシエーションのインド人達とのネゴシエーションは困難を極めるが、その分学びがいもあるだろうと思い受講。 交渉術をこれまで体系的に学んだことは無かったので、なるほどなと思う内容もあるが、取り立てて特筆すべき教授・授業でもないし、なぜあれほどまでに人気があるのか良くわからない。前から感じていたがどうも小生の授業・教授への評価ポイントは他の生徒とは違うようである。 ちなみに小生がチームプロジェクトとして実施した「外国人 vs Auto-Driver(インドのバイク型タクシー)ネゴシエーションの実践と対策」のプレゼンテーションは、クラスで大喝采を浴び、生徒からの投票で決まる個人賞の一つ"Most distinguished Negotiator"の栄冠を最後のクラスで受賞した。(他にはMost effective negotiator とか most prepared negotiatorとか)ちなみにこれはこの授業の最後というだけでなく、小生のMBA全体を通しての最後のクラスであった。まぁ実際に小生(日本人)のオートリクシャーとの交渉現場をビデオに撮って放映したり、日本人・中国人のネゴシエーション文化などを紹介したりと、マイノリティーであることを逆手に取った”特色”を出したのが良かったのだろう。 キャラ得な部分も大きいが、何にせよ最後にISBでなんらかの爪跡を残せたということでここは素直に喜んでおこう。加えて、ISBの中でも授業中の発言に重きが置かれているこの科目で、なんとクラスパーティシペーション満点を取ることができた。発言回数は彼らには勝てないのでとにかく発言の際は質を重視した。それをきちんと評価してもらえたということだろう。個人的にはへんてこな個人賞よりもこちらのほうがうれしい。 ④Trading Strategies and Systems 教授・インド系アメリカ人・男性。NYUからの客員教授。 データ・テクノロジー(IT)を駆使して短期金融取引の基本戦略・メソッドを学ぶ授業。授業ではExcelを用いてキャリー取引、スプレッド取引、トレンドフォワーディング取引などのシステムを構築し、市場の不条理を利用した短期取引戦略の理論と効果を理解する。毎回Excelを使った大量データの分析・モデル構築が必要で、1課題につき5~7時間は必要。今期最も時間を費やした授業といえる。最初は用語の意味すらわからない状態から始まり、TAに助けてもらいながらなんとか切り抜けてきた感じなのだが、驚くことに全課題で満点を取ることができた。(ISBで良いと思うのは、最終的な成績評価につながる各課題やプレゼン評価、クラスパーティシペーションの点数が明瞭・迅速にアナウンスされる点である) ちなみにこの授業のコンセプトと対になるのは、HKUSTで取得した名物教授RのValue Investerの授業。いわゆるウォーレン・バフェットのような長期投資を前提とした投資理論である。 最終プロジェクトは個人課題でテーマは何でも良しということだったので小生が選んだのは「円為替取引戦略の構築(この日本語あってるのかな?)」。コースを通じて学んできた各種メソッドを、米ドル/円、ユーロ/円 などの円為替取引に適用してみて実用可能かを分析評価する。この最終プロジェクト、データをそろえるのに結構時間を取られてしまったのと大量のExcelワークで、最終的に計40時間以上を費やしたWord 35ページ、Excel 20シート以上の超大作となってしまった。まぁやりきった感はある。教授のレポートへの評価が楽しみである。
先週末はタームとタームの間を使って初めてのインド国内旅行。交換留学生とローカル生徒数人でGOAというリゾート地に行ってきた。ハイデラバードから飛行機で1時間ちょっと。もともとポルトガルの植民地だったこともあり、インドでは珍しいクリスチャンタウンで、ビーチだけでなくポルトガル色を残した町めぐりが楽しめる。多くの教会もあり、タクシーの運転手(もちろんインド人)は自分はカソリックだと言っていた。結局3日の滞在中1日はビーチではなくオールド・ゴアと呼ばれる旧植民地外の観光に費やした。ビーチは東南アジアに比べちゃうとたいしたこと無いけどまぁリゾート地としてはそこそこ楽しめる。しかし、ロシア人多かったな。 ところで上記とは全然関係ない話だが、ローカルの友人いわく、インドでは未だ90%がアレンジマリッジ(お見合い結婚)だそうである。その友人も卒業後は1年以内にアレンジマリッジすることが家族に決められていて、キャンパス内で彼女を作るモチベーションもないとのことである。ただし、彼を見ているとアレンジマレッジが嫌ということでは決して無い。というのも基本的には家族が選んできたリストの中から容姿をベースに複数人をピックアップし、会ってみて決めるのだという。男性の方に選択権があり、女性のほうにはあまり無いらしいからたまったものではない。無論、地域・宗教・家系にもよるわけで、アレンジマリッジしか家族が絶対に認めてくれないという奴もいれば、恋愛結婚も場合によっては家族と交渉(?)可能という奴もいたり、欧米育ちでそんなの全く関係ないという奴もいたりとさまざまである。この話をしてくれた私の友人はプネ出身なのだが、基本的には同じカーストで同じ宗教の人と結婚しなければならないらしい。政府公式には廃止されているのだけど未だインドにはカースト制度がいたるところで根強く残っている。ちなみにISB内にも何組かカップルがいるが、実は双方とも親が決めた許婚が地元にいたりしたり、アレンジマリッジ以外認められないので卒業後は恋愛を続けられないなど、結構ややこしい事情を持つカップルが多いらしい。 あと、インド人には肌の色が重要らしい。色が黒いとどんなに容姿端麗で高学歴でも嫁の貰い手がいないそうである。実際、ISBには非常に褐色で容姿端麗なクラスメートがいるのだが、ローカルの生徒にいわせると彼女は眼中にも入らないらしい。色の黒い嫁をもらうと親戚中から一同総スカンを食らうと言っている奴もいるくらいである。いやはや肌の色で一生が決まるとはなんとも立派な差別国家である。(小生からすると皆大してかわらないのだが。。) ということで、インドで晩婚とかが問題になることはなく、今後も人口は増え続けていくであろう。未だ30歳未満が人口の50%以上を占めている。そういえばどっかで2050年以降はインドがアメリカ・中国を抜いてGDP世界第一位ととなり、その後100年は続くという研究レポートをみたな。(ゴールドマンだったかな?) ちなみに話は変わるが、色々あって今期は4コースを取らなければならなくなりそうである。前にも書いたが授業は非常にディマンディングで4コースはローカルの生徒と同じかそれ以上なくらいで地獄の最終学期が待っている。あー結局あんま旅行できないな。せめて大都市だけは行っとかないと。。。
前回に引き続き、ISBの特徴(所感)を記載します。今回は授業以外について。 ○キャンパス内パーティ ISBのキャンパスは、ハイデラバードでもかなり都心から離れているので近くのショッピングモールに行くのもオートリクシャー(タイのトゥクトゥクみたいなもの)で片道20分以上かかる。また、近くにバーやお酒を飲める場所はほとんど無く、あっても12時前にはしまってしまう(ムスリムの町なので)。 じゃあローカルのクラスメートは全員酒を飲まないかというと、全然そんなことはなく、そこは巨大国家インド、ベジタリアンもいれば、豚肉でも牛肉でもなんでも食べる奴もいるし、酒を飲む奴、飲まない奴と多種多様である。ISBはインド国内ではぴかいちのビジネススクールなので、インド全土からのエリート達が集まっており、中には海外生活が長くすっかり欧米化している生徒もいれば、ターバンを巻いている生徒もいるし、女性でも普通に肩を出し、短いスカートを履いている人もいるのである。 では、酒をこよなく愛するパーティアニマル達はどうしているのかというと、アルコール類を外部調達(電話一本で配達してくれる)し、キャンパス内の誰かの部屋で集まって(もしくはその一角がパーティ会場となって)パーティを開いたり、オフィシャルなイベントを企画し(多分スクール公認なんだと思う)、屋外のダンスパーティ広場(そんなのもある)に出店や出張バーを呼んでパーティを開催するなどのケースがある。560人いるので大体毎日誰かの誕生日があり、ほぼ毎日、キャンパス内のどこかで何かしらのパーティが開催されている。週末ともなればそれこそ四方八方から音楽や笑い声が聞こえてくるのである。 ○ヒングリッシュ これはやっぱり苦しみます。教授のレクチャーはともかくクラスメートの授業中のコメントが非常に聞き取りにくい。彼らはほぼネイティブなのでしゃべるのも早いし、インド人アクセント(ヒングリッシュね)が強い人も多い。前にも書いたけど後列に座らされているのもマイナス。まぁこれはもう慣れるしかないですね。ということで授業中はすごい集中してないとすぐ迷子になる。教授も理解度の確認などはせずどんどん前に進んでいきます。1回あたりの授業時間が短いからってのもあるのだろうけど。HKUSTは良くも悪くもノンネイティブが多かったので、教授達も学生達の理解度合いを確認しながら進めてくれたり、グループワークでも後半は英語で苦労することはほとんどなくなっていが、ここは全員がネイティブ(ヒングリッシュ)なのと、ローカルじゃなきゃわからないコンテキストも授業中に結構頻繁に出てくるのでそれなりに苦しみます。あと、小生はいまだ高速英語の聞き取りが苦手の様子。最近はしゃべるほうがストレスが少ない。ローカルが多いアメリカのBスクールに留学している人達はこんな感じなんでだろうか。USTの香港人や中国人の英語が懐かしい。。。 ○体臭 インド人は体臭がきついとよくいわれますがISBではまったくといって良いほど感じません。皆非常に気を使っているし、良いもん食ってるからかな。 ○就職活動 最近始まったばかりなのだが、さすがインドNo.1のビジネススクールだけあって、超有名どころが毎週わんさか会社説明会やインタビューにやってくる。具体的にはGE、シーメンス、BCG、マッキンゼーなどが来ていた。金融はこれからっぽい。去年は日本の会社はNECやNTTが来たらしい。HKUSTと違うのはすべてのプロセスが学校内で行われる点。HKUSTの場合は、会社説明会はまだしも、インタビューはほぼ先方で行われていたし、キャリアサービスを頼らずに独自に応募している奴らも多かった。それに応募する国も香港だけじゃないし、何よりも我々の競争相手はCUHKやHKUよりも、欧米の一流ビジネススクールに通う香港人・中国人達なのである。したがって、黙っていても向こうから勝手にこちらまで来てくれるという状況では全くない。 ところが、こちらだと(場所が場所というのもあるのだが)黙っていても向こうからわんさかやってきてくれる。まず、今年中はグローバル企業を中心にリプレースメントが行われ、1月からはローカル企業も続々とキャンパスにやってくるらしい。HKUSTでは不満が多かったキャリアサービスも、ISBのは非常に体系だっていて良く機能しているように見える。 ただ、皆横一列でよーいドンだから競争も激しいわけで、例えばBCGへの応募が始まったらしいのだが、全560人中、なんと半分以上の320人近く応募したらしい。 基本的にインド人かつローカルに人脈のある優秀な人材がほしいという企業が来る。こちら側にしてみてもそのプロファイルにぴったりの人材が95%以上いるわけである。また、ISBにはもともとインドの成長性にかけ、将来もインドに根をはるべく欧米のBスクールではなくあえてローカルを選んでいるという生徒が多い。まさに需要と供給が完全に一致している。ちなみに留学生(外人)だとISBのキャリアサービスだけに頼って就職先を探すのはきっと厳しいのではないだろか。きっと独自ルートでの調査・活動も必要でしょうね。そういう意味ではISBもこれからインターナショナル化が進んでいけばHKUSTのような課題も出てくるんでしょう。 ○課外活動 セミナーなどは就職系のクラブ主催でかなり頻繁に開催されている。そのほか、前回ちらっと触れた多数のケースコンペティションや、GEなどの実企業がISB学生に提供しているプロジェクトへの参加など、とにかく勉強以外にやることが無くて困るということは無い。(なので、皆忙しくて首も回らない状況になっているのだが。。。) ちなみに先日、ファイナンスクラブ主催のインドPE・VCセミナーに参加してみましたが、基調講演でゴールドマンサックスの人が、日本の将来性について、市場規模が大きくてもイノベーションが無いから投資対象にもならないとぼろくそに言っていました。 ○その他 ・目の前にゴルフ場があり結構遊べる。(クラブをレンタルしても1ラウンド2000円程度) ・ジムやプール、サッカー場やテニス場、クリケット場に卓球台、バトミントンにバスケットボールコートなど、運動施設は本当に充実している。インド文化にあまり興味が無く、勉強に集中したいため外に出なくても全く苦痛じゃない人にはこのキャンパスは最高でしょうね。(そんな人留学生にはまずいないと思うけど)
さてさて、また更新が遅れてしまったがISBでの生活で特徴的な点を列挙しておきます。あくまでも小生の少ない経験+他の生徒達(主に交換留学生)との意見交換を通じての所感なのであくまでも参考程度に。。 まずは授業についての所感から。 ○コース選択肢が豊富 エレクティブコースの選択肢はHKUSTに比べると圧倒的に豊富だと思う。ファイナンス系は同程度だが、マーケティングやコンサル系はこちらの方が圧倒的に充実している。まぁ560人生徒がいるので当然なのかもしれないが。教授の大半はインド人だが、欧米の一流B-SchoolのVisit教授も結構いる。人気授業ともなるとそれはもう非常に厳しい倍率のビッドとなり、取りたい授業が取れないケースも多い。HKUSTのようにほぼ全員がとりたい授業を取れるという状況ではない。ただし、交換留学生は非常に優遇されていて、全クラスに交換留学生枠が5つ用意されているため時間帯にこだわらなければ、どんな人気授業でも取れないという状況になることはほとんど無い。 ○課題の量が半端じゃない ISBは一年のコースのため、ひとつのコースを取ると週に2コマの授業を受けることになる。 ・HKUSTだと1コース3.5時間の授業を週に1回×8回の合計28コンタクト時間。 ・ISBだと1コース2時間の授業を週に2回(例;月2時間、水2時間)×5回(試験除く)の合計20コンタクト時間 といった感じ。 そして、ほぼすべての授業で毎回課題が出て、しかもその課題も1授業1つではなくて、グループワーク、リーディング系、アナリシス分析など2つ3つと平気で重ねて出す教授が多いもんだから生徒は課題をこなすのに毎日大忙しである。 小生の場合は現在3つの授業(週6コマ)で、1つはpass/failのゲストスピーカー中心の授業のためまぁなんとか回っているが周りはかなり大変そうである。特にファイナンス系を中心にとっている人は課題の量も多く大変そう。ちなみにフルタイムの生徒は大半が1ターム4か5つの授業を受講。 課題が多い反面、課題の内容は比較的簡単に感じる。また、生徒の品質に対するこだわりもHKUSTに比べると低いように感じる。というよりも課題が多すぎて時間をかけて頭を使ってじっくりと課題を考える時間がなく、皆やっつけで片付けている感が否めない。さらにコアコースと違い、選択授業が皆ばらばらなもんだから、グループワープの時間もなかなか決められないし、皆あまり準備もしてこない。(もちろん中にはちゃんとしているメンバーもいます。あくまでも相対的な話) また、ISBはケースコンペティションやらなんやらのイベントがめちゃくちゃ多く(多くはインド内のみかISB内のみといったローカルなもの)、中には5つの授業(週10コマ)を受講して2つのケースコンペに参加しているなんていう生徒もいる。どうやって生き延びているんだろう。 まぁ質より量という感じでしょうか。生徒の中には」「これこそリアルなビジネスで生きるタイムマネジメントだ」なんていう人もいるけど、どうでしょうか。個人的にはやっつけ感がどうしても否めない。1年のプログラムってみんなこんな感じなのかな?コアのときはもっとすごかったらしく、朝4時からグループミーティングなんてのも良くあったそう。HKUSTもコアの時はかなりのワークロードだと思ったけど今思えばここまでではなかったかな。でも手はともかく頭はもっと使っていた気がする。 ○実践的な内容が多い アカデミックなセオリーよりもツール(例:ExcelにAdd-onするマーケティングの分析ツールやGoogle Analysis)などを使っての分析系の授業・課題が多く、かなり実践的に感じる。まぁここは好き嫌いがわかれるでしょうが。 ○どこにいってもマイノリティ さて当たり前ですが、95%以上がインド人なのでどこに行ってもマイノリティです。 HKUSTではこれはなかったなぁ(ていうかまぁダイバーシティがHKUSTを選んだ理由のひとつでもあるんだけど)。スペインのESADEから交換留学してきているルームメートもESADEではマイノリティは感じたことが無いっていってたな。まぁ我々はインドを学びにはるばるここまできているので別にいいんだけど、どうしてもインド人流(ISB流?)のタイムマネジメントにいまいちなじめない。課題も読まないでくる?そんな品質のアウトプットでくる?直前になって忙しいから来れないってありえる?見たいな感じ。。なのでグループワークが異常に長い。まぁこれは人・チームによるでしょうけどね。授業でのパフォーマンスの高さは皆すごいなーと思うのだが。 ○クラスサイズがでかい 全部じゃないけどほとんどのクラスは80人席以上あるクラスで行われる。なので、発言はがんばっても授業中に1回か2回。小生の取っているクラスはそれほど発言(パーティシペーション)が重視されているわけでもなさそうだけど。まぁこれはかなりマイナス点ですね。クラスサイズは小さいほうが絶対に良い。USTでは超人気クラスでも50人が定員だったから授業に参加している感があったけど80人を超えるとちょっと日本での大学時代を思い出す。 続く
(前回からの続き) 4)食事 当然、全生徒(EMBA生を除く)がキャンパス内に住んでいる以上、食事はかなり充実しているのかなと思いきや、そこはやはりインド、メインの食堂で朝昼晩と毎日提供されているのはカレー中心のインド料理である。献立は毎日ほぼ一緒である(小生にはほとんど見分けがつかない)。火・水・木の昼間にはインターナショナルランチなるものが提供されているが、質はまぁほどほど(宗教柄牛肉ないしね)。メイン食堂のほかにカフェテリアと呼ばれるものがあり、パスタなどを食べることはできるが、なんとなくインド風味に感じてしまう。あとサブウェイもあるけどこれもやはりインド風味。まぁ本当にISBをインターナショナルの生徒を集めたいなら食事環境は改善しないと厳しいであろう。数ヶ月の交換留学生ならまぁ我慢しても良いが、フルタイムで1年間カレーだけとなるとかなり辛いだろう。ちなみに小生はカレー大好きだし、ここのはそれほど辛くないので今のところ不満なしです。お腹も軽く2・3回下した後はまぁ大丈夫。(外で食ってくると毎回軽めの○痢になるけど。。) ちなみに近くのレストランやスーパーまではオート・リクシャー(タイのトゥクトゥクみたいなやつ)で20分程度。結構遠い。。。 5)クラス概要 ISBは1年間のプログラムのため、1セメスタ(タームと呼ばれる)が6週間とやや変則的になっている。校風は非常にコンペティティブで、クラスメート達はトップコンサルファームへ就職すべく、良い成績を取ろうと必死に勉強している。総合的・客観的にみても、授業・生徒・教授の質はかなり高いと思われる(もっとも小生はUSTの時と同様に評判の良い授業しかとっていないので平均値はわかりません)。小生は今期と来期の2ターム(計12週間)をここで勉強し、そのまま卒業する予定です。今期は以下の3クラスを履修しているが、各クラスともに1回2時間・週2コマ(中には教授の都合で3回あるものも)の授業があり、課題やリーディングもそこそこ出るため他校へ交換留学した同級生たちに比べると負荷は高いと思われる(もっとも小生はマーケティング中心なので幾分か楽ではあるけどほぼ毎日アサインメントはある)。 ISBのフルタイム生は週に4~5クラス(つまり8~10コマ)をとっており、皆とても忙しそうである。グループワークはこれからなのでどんな感じになるのか楽しみ。 ちなみに小生が今期履修しているクラスは以下。 ①Entrepreneurial Decision Making 教授はインド人・男性でISBの人気教授の一人。内容は中小規模ビジネスの意思決定理論、といってもマーケティング理論が中心かな。内容はまぁ普通。毎回の授業で課題が2つ3つ出るため結構大変。 ②Introduction of Indian marketing 教授はインド人・男性。インドの実業家を毎回ゲストスピーカーとして呼んで、インドビジネスの実態やマーケティング上の課題を学ぶ授業。Pass/Failクラスのため課題もなく、最後にレポート書いて終わり。楽だしまぁおもしろい。教授いわく、単位はPass/FailだけどISBでもっとも金をかけている(ゲスト料)目玉コースだとのこと。 ③Leveraging Web2.0 - Social Media, Advertising & Analytics 教授はインド人・男性。最新のソーシャルメディアネットワークを使ったマーケティング理論。今回とっている授業の中では一番身近に感じるテーマのため結構おもしろいかな。ちなみにITではまったくない。前半の教授はまぁまぁだけど後半に教授が変わるらしい。後半の教授も良いといいな。 授業の雰囲気にも慣れてきて、ぼちぼちクラスでも発言できるようになってきたので、来週からはもう少し切れ味の鋭い(日本人・東アジア人ならではの)コメントや質問をできるようにしたい。しかし、教授の話は聞けるんだけど前のほうに座っている生徒の発言がなかなか聞き取れない。ISBではクラス内での座席が決められているのだが、小生の席はどのクラスでも後部の列となってしまっている。前の方の列に座れれば他生徒の発言も聞き取り易いし、USTの最初の頃に使っていた「ボディーランゲージを駆使してコミュニケーションをなんとか成立させる」技が使えるので楽なんだが。。
ISBでのエクスチェンジが開始してから早2週間が経過してしまった。ちょっと遅れてしまったが最初にキャンパスとクラスの所感について記載しておきたいと思う。 1)ISBについて ISB(The Indian School of Business)は、インドのハイデロバードにインドの有名企業家たちが州政府の協力のもとに1999年に設立され、経営学修士・経営学博士課程、および企業研修を提供しているた経営学部の専門学校である。要はINSEADやCEIBSみたいなものでHKUSTのような総合大学に付属しているビジネススクールではない。直近のFinancial TimesのグローバルMBAランキングでは世界13位とアジアではHKUSTに次いで2番目に高いランキングである。キャンパスの周辺はハイテクエリアとなっており、マイクロソフト、インフォシス、ウィプロ、グーグルなどの開発センターや理工系大学が立ち並んでいる。プログラムは1年で、年間約550人以上の生徒が学んでいる。女性比率は30%らしいが、インドの国事情を考えるとこれは驚異的な数字だそう(MBAオフィス談)。インド内での学校の評価は抜群で、特にコンサルティング業界への就職に強いらしく、毎年多くの生徒がグローバルファームのデリーやムンバイ支社に就職していく。USTがファイナンス予備校ならばここはコンサルティング予備校といえるであろう。 フルタイムの生徒は、95%以上がインド国籍で、そこからアメリカやイギリス国籍のインド人を抜くと外国人は10人未満である。会ったのはオーストリア人・スペイン人・イタリア人・ロシア人。あと驚いたのはいわゆる黄色人種の中国人・日本人・韓国人はいない。 ビジネススクールとしてのインド内での知名度・人気は抜群であるが、上記の数字から見るとISBは依然ローカルなスクールといえるであろう。学校側は外国人留学生をもっと増やそうと積極的にマーケティング活動や環境向上を図っている。(実際、エクスチェンジ生徒を集めて、”外国人視点”での「ここが変だよISB」座談会を定期的に開催するらしい) 2)交換留学生 さて、小生と同時期に学ぶ交換留学生は18人である。国籍はアメリカ、ペルー、ベルギー、スイス、イタリア、イスラエル、南アフリカ、スペイン、パキスタン、イギリス、イタリア、日本、台湾など多彩。インド人の出戻りエクスチェンジ生もいる(イギリスのトップ校に通うインド人生徒)。しかし、交換留学生内でも黄色人種は、日本人二人と台湾人の女性一人だけ。なんとなく寂しい感じである。あれだけどこに行っても大勢いる、中国人や韓国人がいないのには驚いた。韓国なんてインド進出に力を入れているだけに沢山いてもよさそうなものだが。。。なお、USTにはいなかった国の交換留学生が多いので、個人的には結構うれしい。 また、なんと交換留学生のうち半分は女性である。これには正直驚いた。インドは汚い、危険などのイメージで女性からは敬遠されると思っていたが(実際USTでは男からも敬遠されていた。。)、①中国以外のアジア内での選択肢として人気が高まっている、②ISBの授業の質に対する評判が高い、③女性も安心して生活できるキャンパスが提供されている こととインドの市場としての魅力が相まって人気が出てきているのだろう。 もっとも小生のルームメートのベルギー人は、第一志望:HKUST、第二志望:CUHK、第三希望:CEIBS、第四志望:ISBだったらしいが。。。 3)キャンパス さて、キャンパス内は外のインドとは完全に別世界であり、とても清潔である。「ホテルみたいだよ」との噂は聞いていたが、実際に来てみるとその通りである(といっても2~3つ星ホテルくらいだけど)。ローカル生徒からは「ここをインドと思うなよ」と言われるほど、インドにあるまじき高サービスレベルの環境が提供されている。フルタイムの生徒はキャンパス内にある寮に住むことが義務付けられており、キャンパスはひとつのちょっとした小さな町のような印象を受ける。コンビニエンスストア、ジム・プール、薬局、レクレーション会場、寮、床屋など生活に必要なものはおおよそ備わっている。 生徒達は4つあるStudent Villageのどこかに住んでいおり、寮はアパートメントタイプとルームシェアタイプの二種類がある。小生は4人でキッチン、2人でトイレ・シャワーをシェアするタイプの寮に住んでいるがまずまず快適である。毎日ハウスキーピングがきて部屋の掃除をしてくれるし、お金を払えば専用のメイドも月2000円くらいで雇うことができまる(小生は特に必要性がないので雇ってないけど掃除や食事など何でもやってくれるそう)。ISBはインド国内のMBAとしてはずば抜けて学費が高いためこのようなサービスレベルが提供可能なのだろう。また、世界に通用する国際的なMBAにすることを目標としているため、外国人でも安心して生活できる環境を提供しているらしい。ちなみに、小生のルームメートは先に述べたスペインのESADEから交換留学してきたベルギー人と、ISBのフルタイム生徒のインド人2名である。 (②へ続く)
(①の続き) イタリアは完全に一人旅だったが、他人を気にしないでマイペースで観光するのも悪くない。一人旅はかなり効率的なので1都市2日くらいの滞在でも気合い入れれば名所は殆ど回れる。特にバチカンは圧巻だったな。バチカン美術館ではツアーに参加しのだがガイドの説明が秀逸で非常に面白かった。 スペインではバルセロナに交換留学中のクウェート人Aの家に3日間お世話になった。結構久々の再開だったがあれだけ歓迎してもらえると本当に嬉しい。なぜか奴は大型のスクーターを購入(レンタル?)しており、スクーターで観光名所を案内してくれた。殆どの場所が2回目や3回目であろうに。彼のホスピタリティには素直に感謝・感激した。ああいうホスピタリティ精神は宗教観な影響も大きいんだろうなぁと思う。(実際クウェート人の友達は二人とももてなしの精神にあふれている)奴との3日間は観光だけでなく、インターンシップの話からエクスチェンジの近況などの積もる話から、宗教や歴史の話など様々な情報交換が出来て大変有意義だった。将来に向けてなかなか面白い話もできたし、色々と刺激ももらえたし、久々にモチベーションが高まった。奴はまだ若干26歳で小生よりかなり年下なのだが、その行動力や洞察力には色々と感心させられる。こういった尊敬できる友人が世界中にいることこそがMBAの財産だと思う。 マドリッド、パリでも、クラスメートや古くからの友人と再開し、夕食を共にしたり、フラメンコを見に行ったりしたけど基本は一人旅。ルーブル美術館は圧巻で、パリ2日滞在のうち、丸一日を費やして鑑賞したけどそれでも全然消化不良だった。いやー本当にすごい。 ローマでスリにあったり(警察行ったら待合室に日本人と韓国人がいた 笑)、パリで電車が大幅遅延し予定の飛行機に間に合わなかったりと情けないトラブルも多少あったがまぁ満足の行く旅行になった。しかし、予算はかなりオーバーしたな。。一人旅すると宿代が本当にかかる(ユースとか使わないと)。時期的にどこも繁忙期だったのか、お湯もろくに出ないようなホテルでも繁華街にあるホテルに泊まると100ユーロくらいはすぐ超える(マドリッドのホテルは安かったな)。それに美術館の入場料とかオーディオガイド料等も積もり重なると結構な額になる。食事は今回は重視せず、特段良いものを食べたつもりはないのだが、香港・中国・東南アジアと比べちゃうとね。。。まぁ今回の旅行は遊びではなく、社会勉強であり、将来に向けた投資なんだと割り切ってるのでいいんですが。。。 個人的な感想ですが、観光地としてはパリ・ローマが面白かった。でも住むならやっぱスペインがいいな。スペインののんびり感と料理はたまらない。実際スペインで会ったクラスメート3名は皆リラックスして本当に現地の生活を堪能している様だった。 ところで話は変わるが、驚いたことにヨーロッパではあまり中国人を見掛けなかった。アジアではどこ行っても中国人いっぱいいるけどヨーロッパまで旅行に来る中国人はまだ少数なんですね。一方、韓国人はすごく良く見かけた。日本人よりも良く見かけた気がした。まぁ日本人はツアーでまとめて移動することが多いので実際のところはわからないし、都市によって全然違うのかもしれないけど。またオーディオガイドや無料冊子も中国語より日本語や韓国語の方が対応されていることが多く、パリなどはどこに行ってもほぼ100%日本語対応されていた。ま、単に日本人は古くからのお得意様なだけであって中国人旅行者の急増は時間の問題なんでしょうけど。
この2年間、アジア内を転々としてきたが昨日ついに終着点のインド・ハイデロバードに到着してしまった。 明日からISBでのエクスチェンジプログラムが始まる。ISBでは寮に住むことになっている。寮は寝室は個室だがキッチンやリビングは4名で共有、トイレ・お風呂は二名で共有するのだけど、1部屋空き部屋でルームメートは二人ともフルタイムのインド人!いやー、いいねいいね。インドインドしてきた!(当たり前か。。) と、インドの話は後ほどするとして、2週間のヨーロッパ旅行を振り返っておきたいと思います。 結論から言うと今回の旅行は個人的に非常に有意義なものとなった。実はヨーロッパは、かなり大昔に家族で海外駐在していたときの家族旅行で行ったきりで、身銭を切って行くのは初めて。しかも原則は一人旅なので自由気ままだったし、かなり効率的な旅行が出来た。 まぁ遊びの旅行でしょと言えばそれまでだが、一応、各国の歴史・宗教・文化を学ぶことを個人的なミッションとして各都市を回ったつもりである。小生の場合、クラスメートで特に仲の良い奴らはヨーロッパ人が多い(フランス人、ドイツ人、スペイン人など)ため、奴らの思考回路の源泉を探ることにもなったような気がする。 実際2週間で行った都市は、以下の6都市。飛行機と電車をうまく併用し、非常に効率よく回ることができた。 ドイツ:ミュンヘン、フッセン イタリア:ミラノ、ローマ(バチカン含む) スペイン:バルセロナ、マドリッド フランス:パリ 1都市2~3日のペースで回ったので、いかにも日本人旅行者らしく朝から晩までせっせと観光名所を回ってた。なんかリラックスするつもりが結構忙しくなってしまった。 しかしヨーロッパはどの都市に行っても、街そのものの美しさに本当に圧倒される。特にパリやローマは街そのものが芸術のようでそこにいるだけで気分が高揚する。各都市、教会や美術館等で主要なところは一通り周ったし、ツアーやオーディオガイドもフル活用したのでヨーロッパ史やキリスト教文化のことを本当に良く学べた。こんな風に実際に訪問しながら学ぶ歴史は本当に面白い。 アジアも色々回ってきたけど個人的にはヨーロッパの方が面白かったりする。宗教を基点とした歴史・芸術・文化も好き。まぁ根が田舎者なので未だに欧米世界へのあこがれがあるんでしょうな。 ミュンヘンでは年に一度のビールの祭典であるオクトーバーフェスタに参加。ヨーロッパ各国のビジネススクールに交換留学中のクラスメート達と合流。なんだかんだでロンドン、パリ、スペイン、デンマークから10人くらい集まった。もちろんヨーロッパ人は一人もいないけど(ヨーロッパ人は中国本土やUSにエクスチェンジ行ってるので)。オクトーバーフェスタは朝の10時くらいから夜の11時までひたすらビールを飲むというとんでもない祭典で、二日目と三日目はさすがに途中でクラスメートを誘って観光に出た。アメリカ人のCは、「俺はビールを飲むためにわざわざ来たんだから観光には絶対に行かない」と頑なに観光の誘いを断り続け、ひたすら飲んではつぶれるを繰り返していた。うーん、いかにもアメリカ人っぽい。しかし、オクトーバーフェスタではアジア人あまり見かけなかったな。 (続く)
さて、ISBのエクスチェンジ開始までまだ時間があるので、明日から念願のEURO旅行に行ってきます。本当はもう少し早めに旅立ちたかったのだけどひょんな事情で日本滞在が伸びてしまったので結局2週間しかいけなくなってしまった。 ミュンヘン、ミラノ、ローマ、バルセロナ、マドリッド、パリの6都市を訪問する予定。ミュンヘンではOctober festival で多くのクラスメートと再開する予定。楽しみだ。しかし、今回は必要最低限のフライトを予約しただけで、ホテルも列車もなんも予約していない。こんなにゆるい計画で旅行行くことなかったなー。まさにヨーロピアンスタイル。まぁただ忙しさにかまけて予定作りをなまけただけなので長い機中で詳細旅程を固める予定ですが。。まぁリラックスしつつ、色々見聞を広げてこよう。
さて、またブログの更新が滞ってしまった。先日日本に帰国し、人間ドックやら病院やらで未だ日本におります。さて最初の一週間は、友人が来ていて東京・京都・横浜と日本旅行をアテンドしたのでその感想を。 初日、六本木に泊まったのだが、金曜日の夜にも関わらず人の少なさと街の暗さにびっくり。友人の一言は「japan is gloomy」。。。まぁ外人が殆ど帰ってしまった今の状況では仕方ないのかな。ちょっとさみしい感じ。ところが一点して、京都に行くとその観光地としての完成度の高さに驚く。中国をはじめとするアジア諸国を旅行してきたことで改めて気づいたことだけど、京都の観光地としての完成度は(アジアでは)群を抜いていると思う。清水寺や金閣寺などの観光名所はもちろんのこと(あんな繊細な建造物は大陸では中々見られない。。。)、種主多様なお土産屋や飲食店、そして人々の礼儀の正しさや親切さ(ホスピタリティ)は本当にすばらしいと思う。東京にしても青山・代官山などのおしゃれな街、デパ地下、下町(月島、浅草等)に連れて行くだけで外人は大喜びである。日本の観光地としてのポテンシャルを改めて感じることができた。 一方、日本の観光地としての最大の問題点は交通費の高さでしょう。物価が高いのはしょうがないにしても交通費は本当になんとかならないのかね。例えば東京と京都を新幹線で往復するだけで3万以上。これ、小生が今回買った香港⇔成田の往復券とほぼ同じ金額である。また電車・地下鉄、そしてタクシーの高さはやはり異常。特にタクシーはなんであんなにガラガラなのに値段を下げられないのか理解に苦しむ。外人にあの複雑な地下鉄やバスを乗りこなして観光しなさいというのも無理があるでしょう。やっぱ、タクシーは絶対に安くするべきだと思う。 あと、街中に英語表記が少ない点も課題。外人として海外に住んでみるとわかるのだが、英語表記が至る所にある香港やシンガポールは本当に外人フレンドリーな国だと思う。北京や上海も(中心地は)日本に比べればまだましじゃないかな。英語しゃべれる人も少ないから観光に来ている外人は道迷ったらどうするんだろう。仕方なくタクシー代を数万円だしてホテルまで帰るのだろうか。。。 直近で外人の観光客を増やすのは原子力問題が解決するまでは難しそうだが(外人のこの問題に対する感度の高さは想像以上である。もっと積極的に日本政府は安全性を発信すべき)、長い目で見たときに観光地として日本が魅力的な国なのは間違いない。ただ日本の場合は長期的な視点でこういうことを推進できそうな政治家がいないんだよなー。。。 最後に日本に帰ってきてふと思ったことを。日本は今後、人口減少・高齢化・市場縮小で経済大国としての地位を失っていくことになるだろうが、まぁ言い方を変えれば日本は国として成熟しきってしまったんだなと今更ながら思う。こんなに便利で居心地が良く、争い事もなく、平和で物があふれかえっている国は世界中見回してもそうは無い。それに、栄枯盛衰は世の必然だし、成長が止まるというのは先進国である以上至極当然のことである(日本はゼロ成長が長すぎるため心配ではあるがまぁ0%と3%くらいであれば大差ないような気もする)。平安時代や江戸時代のように、この先数百年この安定した成熟状態が続くのであればそれはそれで良いのではないかとポジティブに考えてみるのも悪くない(最も借金漬けの今の状況だとそれもままならないけど)。今、中国をはじめとする新興国がうらやましく見えるのは不自由の無い国の国民しかもつことのできない無い物ねだりのような気もする。 まあとはいえ、ビジネスマンとして日本市場のみをメインとして働いていくのはやっぱり今後はつまらないであろう。日本市場に閉じている限り、お金を稼ぐ選択肢(≒お金持ちになる可能性)も例えば中国で働くのと比べると制限されるでしょう。あっちは黙ってても年率10%前後で成長していくからね。ということで若者はどんどん外に出ていきましょう。そして外で稼いだお金を日本に還元し、日本の将来を外から支えていくというのが現実的な考え方なんじゃないのかな。
さて、北京語言大学(BLCU)の研修プログラムの授業も24日の水曜日を持っていよいよ最後である。小生は24日の夕方便で一度香港に渡航し、25日の朝便で日本へと8カ月ぶりに帰国する予定である。 小生のコースでは22日に簡単な修了試験があり、23日にその試験の解説、24日の最終日には一応通常の授業(何やるんだろう?)が行われ、修了となる。小生は昨日午前の試験終了後、高速鉄道を利用して、昨日夜にHKUSTの友人や会社の同僚に会いに3年ぶりに上海までやってきた。急遽決めた旅行でかつ火曜日の夕方便で北京に帰るという強行旅行だが、新しい高速鉄道に乗ってみたかったのと中国滞在中に上海を再訪しておきたかったのでまぁいいか。(しかしチケットやらホテルやら入れると結構金使ったな。。) さて、BLCUの話に戻るが、この6週間の短期中国語研修プログラを通じて私が学んだことや経験したことを簡単に記載しておこう。 <プログラム・クラスの概要> 小生のクラスは一応下から二番目なのでピンイン基礎や漢字の書き順ようなことは殆どやらず、基本会話からスタートした。1日4時間の授業があり、前半2時間は文法、後半はスピーキング・リスニング。教師の品質はばらばらで、小生のクラスは3人中2人は当たりだったけど、1人は大学卒業したての大学院生で、最後の方は彼女の授業には5人くらいしか出席してなかった。ただし、大学が提供する語学プログラムとしては、清華大学や北京大学と比較してもここの品質が一番良いというのが一般的な評価のようである。まぁ総じて満足のいく内容ではないだろうか。 クラスメートは合計で15人である。日本人4人、韓国人4人、ロシア人3人、イタリア人2人、タイ人1人、デンマーク人1人。年齢は全体的にかなり低め。クラスメート構成の詳細は以下。 -------------- 日本人は、1人は会社派遣の方で20代後半。半年間の語学研修後、北京駐在の予定とのこと。あとの二人はなんと北京在住の高校生(!)でインターナショナルスクールに通う日本人。夏休みを利用して最低限の中国語を身につけたいと自ら親に嘆願して通っているとのこと。そして30代中盤の小生と。。。会社派遣の人以外は夏の短期研修で終わり。 韓国人は3人が大学生、1人が社会人。年齢は10代後半~20代前半。皆夏休みを利用して中国語を勉強しに。プログラム終了後、3人は韓国に帰国し、オーストラリアの大学に通う韓国人はあと3ヶ月だけ残って勉強するとのこと。 ロシア人の3人は16歳とか17歳とか。皆1年間の長期滞在で中国語を勉強するようです(彼らは英語をしゃべらないので高校や大学などの詳細は聞いてません) イタリア人は2人とも大学生。イタリアの大学で中国語を履修しており、夏休みを利用して中国語を勉強しに来たとのこと。プログラム修了後は帰国する(と思う)。 タイ人はケロッグに通うMBA生。20代後半。小生と同様に夏休みを利用して中国語研修に来ているとのこと。 最後はデンマーク人のおじさん。60歳くらいだと思う。デンマークで自分の会社を経営しているらしいのだが歴史に興味があるのとビジネスの種を探すべく、で中国を学びにきたとのこと。 -------------- ちなみに私は同大学のプログラムのほかに、個人で休学中の大学院生のチューターを雇ったが、彼からは中国語だけでなく、様々な中国事情や在北京の日本人事情を聞けて大変面白かった。 <生徒の全体構成> まず韓国人の圧倒的にな数に驚く。次いで日本人やイタリア人、ロシア人を多く見かける。あと、今月から大量にドイツ人が来ているとのこと。(小生は見ていないので正確なことは分かりません) 日本人の生徒は全体的に年齢層が高めである。20代後半~30代前半といったところだろうか。というのもほとんどの方が企業派遣での語学留学(大体1年間)で、自費で来ている方はあまり見かけない。小生のクラスはたまたま日本人の高校生が二人いたが非常に稀なケースであろう。日本の会社派遣の方は、自動車や、銀行、証券、商社、製造、運輸など大手有名企業の方ばかりである。(最近、私の住んでいるホテルに突然日本人が増えたのだが、日本人のクラスメート曰く、某製造業の社員の方々のようで、毎年大量に短期コースに社員を送り込んでいるとのこと。)会社派遣の方は、ほとんどの人が午前は大学提供の語学プログラム、午後は日本人向けの私塾に通っている方が多い(後者の方の価格はやや高め)。なお、今月から始まった1ヶ月の短期集中コースには大学生の日本人もいるらしいけど詳細はわかりません。 韓国人は大学生などの私費留学生と年齢高めの人(会社派遣)が入り混じっている。欧米系の学生は総じて年齢が低めな印象。また、私のようにMBAの学生で、夏休みを利用して参加という学生も何人かいた。(会ったのはケロッグ数名と清華のMBA1名だけだけど) <中国本土MBA> ひょんなことから近隣にある清華大学や北京大学のInternational MBAのアメリカ人・韓国人と友達になり、ちょくちょく色々な飲み会に誘ってもらったが、ここでも同様に韓国人生徒が留学生の多数を占めている。韓国企業からの社費留学の方も多い印象。やっぱ韓国の中国市場にかける並々ならぬ意欲を感じるなぁ。ちなみに今年の日本人新入生は清華大学IMBAが2名で、北京大学IMBAはゼロ名らしい。ちなみに去年の清華大学の日本人MBAの方はなんと英語授業のIMBAではなく、中国語授業のローカルMBAに通われており、外国人は香港人と日本人(ご本人)だけだと仰っていた。 北京大学や清華大学はもとより、CEIBS、長江商学院等の中国本土MBA課程に通う日本人の方々と話した感じでは、中国本土留学を選んだ理由は、学問30%、現地でのネットワーキング20%、語学学習50%といった感じであった(無論人によって違うしょうからあくまでも平均的な印象だが)。もちろん中国本土MBAといえども、International MBAの授業は英語で行われるのだが、やはり中国語学習環境の充実度は香港と比べても圧倒的に差があるように思う。それゆえ、香港のMBA学生と中国本土のMBA学生ではプログラムへの期待や目的は違う。 例えばUSTでは教授・授業・生徒の質や就職サポート等への生徒の要求は極めて高く、欧米のトップスクールと同じ水準を要求する奴らもいる。(まぁここ2年ランキングが妙に高かったので。。)あと、香港・シンガポールといった中国本土以外のアジアや自国での就職を狙っている生徒も多く、中国色は結構薄かったりする。内容も中国のMBAというよりもファイナンススクールという特徴が濃いかな(香港だしね。)。一方、中国本土MBAの生徒はまぁ授業の質はそれほど期待せず、中国語マスターとMBA取得をきちんと両立させられる環境にあるかを重視されているような印象を受けた。あと、清華大学や北京大学だと中国本土における大学のネームバリューやネットワークそのものの価値も大きいんでしょう。 小生の中国本土MBAに対する印象も実際に通う(通われる)人たちの話を聞いて随分変わった。まず北京も清華も2年のコースであり、最初の1年目はそれなりに授業が忙しいだろうが、2年目はどっぷりと中国語習得に充てる事ができそうである。しかも多くの留学生の最大の目的は中国語の習得なのでそれなので環境や情報が整っているに違いない。あと清華のIMBAでは2年目にHSKで一定以上の級(何級だか忘れた)を取得すれば、中国語のローカルMBAに転向が可能らしく、実際そういう生徒も数人いるらしい。もし中国語が入学時にそこそこ出来るくらいの人であれば、これにトライするのは大変価値があるであろう。ということで、中国に将来キャリアを賭けるという思いが明確な人なら中国本土MBAは十分ありでしょう。逆に中国一辺倒になりたくないけどランキングが低く入りやすいのでという人には危険な選択だと思いますが。。香港MBAにもこういう人いますけどね。。。 中国本土MBAの中でも何を重視するかによって清華大学、北京大学、CEIBS、長江商学など、どれを選ぶかも変わってくるであろう。北京か上海か、ランキング・授業の質かネームバリュー・ネットワークか、1年か2年か、etc, etc..。 とはいえ所詮上記は実際に通ったことの無い人間の勝手な印象なので本当に中国本土MBAの実態を知りたい方は是非直接各校の方にコンタクトしてみてください。
この質問。こういったご時世にもかかわらず、未だにたまに受けるから困ったものです。まぁ80%は「MBAなんて意味ねーに決まってる」という考えから来る皮肉なんでしょうけどね。 そんなもん人それぞれ目的や状況が異なるんだから答えも千差万別であり、普段はまじめに答えるのもばからしいので適当に答えているのだが、ふと思い立ったので今日はMBAの効用について考えてみよう。とりあえず効果を定量面と定性面の二つに分けて考えてみる。 <定量効果> 定量効果は投資(学費、生活費、機会損失)に見合うリターンが得られるのかで考えるのが分かりやすい。ここでは社費留学生と自費留学生に分けて考えてみよう。 社費留学の場合を考えれば、学費や生活費の投資はないため、唯一あるのは機会損失であろう。この場合の機会損失とは、留学期間中に成し遂げられたであろう業績をベースとした昇進機会や転職機会損失ということになる。(企業視点から見た機会損失は無視)。日本の会社の場合おもしろいのはMBA留学している間は昇進が止まるという会社が多い。なので昇進の機会損失は実際にある。一方某コンサル会社から社費留学しているドイツ人は、MBAを取得した後は昇進が約束されていて給料も上がるといっていた。(逆にMBAが無いと昇進は遅い) まぁその恩恵を自分で受けておきながら言うのもなんだが、日本のこの仕組みはおかしいと思う。だって、MBAの社費留学生って本来は幹部候補生がなるべきでしょ。でも日系企業の場合は幹部候補生よりも別のロジック(部門間の政治、アナウンス効果、論功行賞的な位置づけ)が働く。MBAに行かせ、その後責任のあるポジションにつかせ、MBA留学で得た知識や人脈を如何なく発揮させるという発想はそもそも無いんでしょう。正直、語学や海外経験が目的なら、語学学校などで十分。学費の高いMBAに行かせる必要は無いと思う。 私費留学の場合を考えると、一番単純な計算は入学前と卒業前でどの程度報酬が増えたか(もしくは将来的に増えそうか)ということであろう。ほとんどの私費MBA学生にとって、キャリアップ/チェンジがMBA取得の最大の目的である。手っ取り早く給料があがるファイナンス業界や、キャリアに箔がつくトップコンサルファームに人気が集まるのはこのためである。このように短期的な効果を数値化するのはわりかし簡単である。難しいのは長期的な効果の定量化であろう。なぜなら10年後のキャリアアップにMBAがどれだけ貢献したかを定量化するのはほぼ不可能である。(要因が増えるので)一方、外資企業だとMBAホルダーで無ければ到達できないポジションや就職できない職種が確かに存在する。ということで、日系企業以外で働く人々にとっては、MBAは将来に向けた必要経費の意味合いもある。 小生は社費留学のため前者の分類となるが、「30代前半~中盤は脂がのって最も仕事が楽しく伸びる時期なのに16カ月も穴をあけるのはもったいない」と上司に言われたことがある。まぁ確かにその一面はあるであろう。ただし、例え20代後半で留学したとしてもキャリアに穴が開くのは事実だし、社費で行く以上、キャリアチェンジ/アップは大して期待できないわけだから結局どのタイミングで行っても同じ気がする(むしろ会社側の損失は異なるでしょうが)。確かに「業績を上げて昇進」という観点での機会損失はあるだろうが、この16カ月で得た(る)ことを考えれば損失はほとんどないと言ってよい。卒業後にきちんと業績を上げれば取り返せるレベルだし。 <定性効果> ま、色々あるでしょうが、いくつか思いついたものを。 - MBA(経営学修士)の学歴 - 経営学の知識 - 英語でのコミュニケーション/ファシリテーション能力向上 - 異文化体験 - 世界中に広がる友人(同級生ネットワーク) - MBA期間中に知り合った人々や卒業生とのネットワーク 上記を見て個々人の人生・キャリアにおいて全く意味が無いという人はいないであろう。まぁ当たり前であるが定性的に見ればMBA留学は間違いなくプラスである。(マイナスなら行く人いないよね) まぁ結局「MBA留学って意味あるの?」の答えは、「定性的に見れば意味あるに決まってるよね。○○を経験したり○○を得る機会なんて普通に働きながらでは絶対に得られない」。一方、私費の場合、「定量的に見れば短期的に意味があるか無いかは就職活動次第だね。長期的な効果は一概にはいえないけど、外資で働いて上目指すんなら必要経費じゃないのかなぁ」ということである。 で、社費の場合は「会社との契約期間中(日系の場合は5年が多い)は辞めないなら、投資ほぼゼロで得がたい人生経験を積めるわけだから定量効果なんて考えること自体がナンセンスなんじゃないの?5年以内に辞職して学費を返金するケースは、辞職後の転職先/起業でどれだけ給与アップしたかで測れるんじゃないかなぁ。長期的な効果になると、特に幹部昇格が約束されているわけでもないし、正直わからないなぁ。」ということかな。まぁ個人的には人生なんて所詮自己満足なんだから本人が満足してる/留学して良かったって思ってるなら意味あるんじゃないの?と思いますが。 ところでこのexicite blogって中国本土からはブロックされていて見れないのね。知らんかった。VPN使ってもアクセス遅いし、どうもいまいちですね。まぁ面倒くさいのでプラットフォームを変える気はいまのところ無いですが、香港MBAのブログ書いてて中国本土から見れないとはなんとも情けない。。
さて、早いもので北京に来てからもう3週間強が経過した。あっという間。あと3週間弱を残すのみ。平日は午前中授業(8:00~12:00)、午後はプライベートチュートリアル2時間、ジム1.5時間と、香港以上に規則正しい生活をしている。とはいっても夜は色々な人に誘ってもらえるおかげで結構な頻度で食事や飲みに出かけているけどね。週末も観光に行ったりHKUSTの友達が来たりと結構忙しい。 夜のイベントとしては、例えば現地駐在の日本人の方々とのネットワーキングイベントに参加したり、語言大学のクラスメート(若い連中と)と食事したり、HKUSTのクラスメートと飲みに行ったり、清華や北京大学等の中国MBAの人達と飲みにいったりとイベントには事欠かない。そういった飲み会では、英語はしゃべれないけど中国語はしゃべれるという人も結構いるため、会話で苦労することが多い。まぁ中国にいる以上、やっぱ中国語をしゃべれよということでしょう。小生はやっぱ語学の才能が無いのか中国語は大して上達してません。まぁ夜や週末を勉強しないで遊びに行ってるからだと思うけど(笑)。語学の勉強は生涯学習なのでたかだか6週間くらいでしゃべれるようになるとは思っていないけど、勘所はつかんで帰りたいな。ただ、プライベートチューターが良いのか、なんとなく会話っぽくはなってきている(笑) しかし、MBAという共通言語のおかげで、中国MBAの人達ともすぐに仲良くなれるし、クラスメートや香港MBAの友達に色々助けてもらえるし、結局ここでもMBAの恩恵を結構受けているなぁ。おもしろい出会いもあったりして大変楽しんでおります。 ちなみに今週末はビザなどの関係で久々に香港に帰る予定。
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